新型コロナウイルス感染症対策に関する習志野市長のコメント（千葉県習志野市）

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【市長のコメント全文】
習志野市に関係するすべての皆さん、いま、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大しています。しかし、今はまだ、特効薬や治療の方針が確立されていません。

このウイルスの特徴は、感染力が強いことと、感染してから症状が出るまでの期間が長いということです。感染すると、ご高齢の方や持病を抱えている方は、症状が出てから急に肺炎になり、翌日には危篤状態になることがあり、亡くなっている方もいます。回復も遅いとも言われています。

一方、若くて健康な人は比較的症状が軽かったり、症状が出ない場合もあると言われていますが、そのために、いつも通りに行動してしまうことで、物にウイルスを付着させたり、他人にウイルスをうつしてしまう可能性があることが、報告されています。その時、ご高齢の方や持病を抱えている方に感染すると、症状が出てから急に肺炎になり、翌日には危篤状態になることがあり、命を落とす場合もあります。回復も遅いとも言われています。なので「うつさない為にもかからない」ようにしなければなりません。

今回の新型コロナウイルスは、ウイルスを含んだ唾など、体液の飛沫を吸い込んだり、どこかに付着したウイルスを触った手で鼻や目をこすったりすることで感染するとのことです。そのため、まずはこまめに手を洗いましょう。そして、咳やくしゃみはもちろん、声を出すときなどは、唾が飛ばないようにマスクを着けましょう。そして人ごみには近づかず、どうしても行く時は、マスクを着けましょう。体の調子が悪い時に、人に会うのは極力やめましょう。

いま国全体では、大きなコンサートやプロスポーツが中止または無観客となっています。習志野市でも、人が集まるきっかけとなるイベントなどあらゆる行事を中止としました。

3月2日月曜日からは、国からの要請に基づき、市立の幼稚園、小学校、中学校、習志野高校、こども園の短時間児について、自宅待機、あるいは登園を休止させていただくこととしました。保護者の皆様におかれましては、何卒、御理解をいただき、感染拡大の防止に御協力くださいますようお願いいたします。

また、現在、小売店では、食品やトイレットペーパー等の買い占めによって、本当に必要な人たちの手にこれらのものが届かない事態が起きています。市民の皆さん、噂に惑わされず、落ち着いて行動していただきますよう、お願いいたします。

次に、民生委員児童委員の皆さん、町会自治会、地区社会福祉協議会をはじめ、関係団体の皆様へのお願いです。国・千葉県・習志野市をはじめ、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関連するすべての取り組みに、お力を貸していただきますよう、私からも、切にお願い申し上げます。なお、一連の取り組みの影響で、例えば独居高齢者等への福祉サービスの提供が滞っているような情報を耳にされた場合には、ぜひ市役所へつないでいただきますようお願いいたします。

また、市内企業に関係する皆様、さらに、日々の経済活動を支えるために公共交通機関で通勤されている皆様におかれましては、とても厳しい状況になっていると思います。しかし、今はみんなでこの局面を理解し、日常の健康な状態に戻すことが、最も重要なことと考えています。

私たちは今「これまで経験したことがない事態」に立ち向かっています。新型コロナウイルスの対処方法が確立するまでの間、世界的な感染拡大のスピードをどれだけ緩められるか、感染拡大をどれだけ抑制できるか、対応は今が正念場です。

このような状況の中、コンパクトに結束する習志野の総力を挙げて乗り越えましょう。皆さんのご理解とご協力をいただきますよう、心からお願い申し上げます。