米 イラク･シリアでの空爆　民間人死者数を少なく公表か（2021年12月20日）

アメリカ軍がイラクとシリアで実施した無人機などによる空爆で、犠牲となった民間人の数を実際より少なく公表していた可能性があるとニューヨーク・タイムズが報じました。報道によりますとアメリカ軍はイラクとシリアにおける過激派組織「イスラム国」の掃討作戦における空爆で民間人1,417人が死亡したと公表しています。ニューヨーク・タイムズは2014年９月から2018年１月の間に実施された空爆について、国防総省などの内部資料1,311件を入手し調査しました。すると、軍が85人の戦闘員を殺害したとする空爆で、実際には民間人120人以上が犠牲になった可能性があることが分かったとしています。記事はこのような事例が複数あり「民間人、数百人の犠牲が公表されていない」と指摘しています。

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