【珠洲・狼煙町】藤井貴彦の「いま、ここから」 “なりわい復活”にむけて 人々つなぐ能登のカフェオーナー
Автор: テレビ金沢NEWS
Загружено: 2025-04-11
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【2025.04.11 OA】
newsZEROののキャスターを務める藤井貴彦さんが毎月、能登の被災地の現状などを伝える「いま、ここから」。今年度は“なりわい”をテーマに、再建や地域への思い、未来像などを伺います。今回は、能登半島の最先端で地域とその外とをつなごうと奮闘する石川県珠洲市の飲食店です。
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https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category...
藤井 貴彦 さん:
「私はいま、珠洲市の狼煙町というところに来ています。後ろには灯台があるんですが、禄剛埼灯台といいまして、能登半島地震で灯台の機能が損傷し、影響を受けたということです」
能登半島の最先端、海と山に囲まれた狼煙町。伝統的な建築様式の建物が残る人口150人ほどの小さな町です。
藤井 貴彦 さん:
「狼煙町の高台にきています。奥には海が見えるんですが、手前に視線を落としてみますと、他の地域と比べて倒壊している建物が少ないということがよくわかります」
ただ、町中では、災害の爪痕がいたるところに… 狼煙漁港は地震による隆起や津波の被害を受けました。
いまの町の現状を地元の区長に伺いました。
藤井 貴彦 さん:
「ここは1.5メートルぐらい上がってますよね、ずっと」
狼煙町第一区・糸矢 敏夫 区長:
「仮に船着き場をあそこ削ってつくってもらった」
藤井 貴彦 さん:
「ちなみに今、漁はできてないんですか」
糸矢 敏夫 区長:
「できてませんね。1年何か月」
藤井 貴彦 さん:
「漁師さんはどうやって生活されてるんですか」
糸矢 敏夫 区長:
「漁師さんは、だから全く収入なしで、いまは他の仕事をしたり」
町には観光スポットの灯台もあり、多くの人が訪れていましたが、区長の糸矢敏夫さんは、なりわいが復活しないとそうした観光の回復も難しいと話します。
さらに…
糸矢 敏夫 区長:
「そこが川なんですよ。この川から向こう側の集落20世帯ぐらいがあったがのが、今残っている世帯は1軒だけ。あれもあれも半壊の家屋なんやけど」
藤井 貴彦 さん:
「あの辺には家があったんですね」
糸矢 敏夫 区長:
「ずっとあったんです。その川からほんとうにざ~っと。家はもうほぼ全て解体されました」
それでも、仮設住宅ができ、地域交流の場となる新たな施設の建設が進むなど、この地に戻ってくる人も多いといいます。
ただ、もともと高齢化が進んでいた町には若い力が必要だと強調します。
狼煙町第一区・糸矢 敏夫 区長:
「里山ってこの豊かな自然の資源がいっぱいあるんですよ。やっぱり若い人がここに来てもらって何か新しいことを、年寄りにできない、まあ元気もあるしますし、エネルギーもありますし、いま、能登に必要なのはそういう人なんですよ」
そうした地域を盛り上げられればと、地震から4か月ほどで再開した飲食店があります。
藤井 貴彦 さん:
「失礼します。ちょっとカレーの香りがしますけどと思ったら、こちらにはたくさんのレコードが並んでいますね」
道の駅の向かいにあるカフェ「いかなてて」。地元出身の糸矢章人さんが、東京からUターンして2017年に開業しました。
カフェオーナー・糸矢 章人 さん:
「生業としてレコード屋もやっているので」
藤井 貴彦 さん:
「ここはレコード屋でもあると」
糸矢 章人 さん:
「ご飯を食べないでレコードで買っていく方もたまにいらっしゃるんですね。もちろん大歓迎ですね」
奥能登では珍しい、地元食材にこだわったスパイスカレーを提供しています。こちらはチキンカレーとポークビンダルーの相盛り。
藤井 貴彦 さん:
「結構ゴロっと入ってますねチキン、いただきます。うまい。うまみのあるカレーの味に塩のアクセントが効いているような気がするんですけど、これは何ですか?」
糸矢 章人 さん:
「塩とスパイスでしか味付けしてないんで、塩の味が際立って出てるかなと思うんですけど。どのカレーも塩は全部、揚げ浜塩を使っています」
店はおととし5月の地震で屋根瓦が落ちるなどの被害を受け、その修繕を終えていたため、去年元日の地震は持ちこたえました。しかし、近くの自宅が全壊し、一時、家族で金沢へ避難をしました。
カフェオーナー・糸矢 章人 さん:
「無収入のままどんどん生活費はかかるわけで、どんどん不安になっていったんで、そこが一番大きかったですね。ぷらす、やっぱ早く再開してほしいなという声も多くいただいていたので、その間にご寄付だったり、生業ができない分、3県外、県内外からの(イベントなどへ)出店の要請というか、出店に来て出店料とかいらないのも宿泊費とかもね、補助するんで来てくださいっていういろんなお誘いもあって、力をもらったんで、早く再開できたらいいですねって言われてたんで」
こうした声を受け店舗を片付けて、4月下旬に営業を再開。当初は3時間以上かけて金沢から通う生活でした。
ただ、観光需要が見込めないため、客が少ない状況が続きました。それでも、復旧関連の事業者やボランティアをはじめ、馴染みの客も訪れるようになりました。
解体事業者:
「ここに来出したのが今年からなんです。近くで本当に現場があるときは来ます」
馴染み客:
「無くなっていく家もそうですし、人が、仕事の先輩だとかも亡くなったり、かなしいいいこともあるんですけど。こうやってお店で、またご飯とか始まってくれて、来れるようにもなったりして嬉しいこともありますね」
ランチがメインですが、夜も予約制で営業していて、店内でのイベントも今月から再開します。
糸矢 章人 さん:
「地震の補助金でそういうイベントをするような機材を、実は2階に全部一揃い買ったんですよ」
藤井 貴彦 さん:
「そうなんですか」
糸矢 章人 さん:
「お店でなんかこう、ちょうどその被災地でライブやって、応援したいみたいなアーティストの方。僕も東京に2013年から2015年まで、高円寺でレコード屋で働いてたことがあって、その時の繋がりもあって」
現在は店近くの仮設住宅で、妻の千翔さんと3歳の娘のみちるちゃんと生活しながら店を続ける糸矢さん。今後、描く未来像は?
藤井 貴彦 さん:
「まだ多くの観光客がいらっしゃるという状況ではない中で、今後、このお店、そしてご自身の生活をどう進めていこうかなと考えていますか」
糸矢 章人 さん:
「数少ない飲食店のひとつとして、なるべく多くの人に、業者さん、解体業者さんとかも来てるんで、食事を提供できたからなと思っています。住むところさえ出来れば町としての魅力はあると思うので、2拠点生活とかでもいいんですけど、関わってくれる人がどんどん多くなればいいなと思います」
藤井 貴彦 さん:
「いまの時代、その方がフィットするのかもしれないですね」
糸矢 章人 さん:
「そう思いますね」
藤井 貴彦 さん:
「そこにこういうカレーがおいしく食べられる所があるよと」
糸矢 章人 さん:
「いうことですね。喜んでもらえたらありがたいですね、はい」
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