今はバブルではない｜現在の市場サイクル｜市場で生き抜くために必要なこと｜ハワードマークス｜Howard Marks

【出所】
ハワードマークス投資家へのメモ
https://www.oaktreecapital.com/insights

Howard Marks, Co-chairman of Oaktree Capital Management
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8月のアメリカCPIが予想を上回って発表されると10年債利回りは3.4％にまで跳ね上がり、株式は大きく売られ、全面安となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。本日はこんなマーケットが下がっている時にピッタリの投資家であるハワードマークスについてご紹介したいと思います。ハイイールド債や、ディストレス債のエリアで驚異的なリターンを上げ続けており、アメリカでは非常に有名な投資家の1人です。ハワードマークスが投資家に向けて書く「MEMO」は投資戦略や経済情勢への鋭い洞察から、幅広い投資家に人気があり、ウォーレンバフェットやチャーリーマンガーも必ず目を通すと断言しているほどです。ホームページ上で誰でも読めるようになっていますので興味がある方は是非チェックしてみてください。概要欄にリンクを貼ってあります。ハワードマークスは投資において大きな信念を持っています。それは経済予測を信頼しないこと、マーケットにはサイクルがある、ということです。ハワードマークスは、現在の市場は決してバブルの状態ではないと言っています。バブルでもなく冷めきってもいない、いわゆる通常運転の状態だと言っているんです。ハワードマークスが市場の状態を判断する基準は至ってシンプルです。現在市場がどの程度熱狂しているのか、または冷めているかを見るんです。市場が熱狂状態にあり、価格が非常に高くなっている場合、市場は必ず崩壊します。例えばハワードマークスは次のように問いを投げかけます。「市場がバブルの状態にあるとき、次の6ヶ月の間にマーケットが下がる可能性は何％か？」多くの人がおそらく、「９５％程度」と答えるでしょう。しかし市場がやや加熱状態の時はどうでしょうか？おそらく「７５％程度」ではないでしょうか。そして市場が平常通りの状態の場合は、「５０％程度」だといえるでしょう。
逆に市場が実質価値よりも安いところにある場合は次のような問いを投げかけます。「次の6ヶ月の間にマーケットが上がる可能性は何％か？」この辺りなら５５％、この辺りなら７５％、この辺りなら９５％といった具合です。ハワードマークスは価格が合理的な価値よりも高いところにあるからといって明日すぐに下がる方向に賭けるのはとても危険だと言っています。偉大な経済学者であるケインズも「市場は人々が耐え続けられるよりも長い間、不合理に動き続ける」と明言を残しています。“The Market Can Remain Irrational Longer Than You Can Remain Solvent”
市場は不合理に高いところにあり続ける以上に、さらに上げ続ける場合もありますよね。ハワードマークスはそんな状態のことを次のように言っています。

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本動画に出てくる翻訳に関しては、作者の意訳も含まれております。
翻訳が完璧ではないこと、ご了承ください。

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【免責事項】
本動画は株式その他投資対象の売買の勧誘ではありません。視聴者は自己責任において投資判断をしてください。本動画では、金融・経済・投資を中心とした幅広い分野の情報・ニュースを、主にマーケット視点からお伝えしています。

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