🪷平家物語 第1巻 1〈祇園精舎〉🪷祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、唯、春の夜の夢のごとし。
Автор: 源氏物語&古典文学を聴く 少納言チャンネル
Загружено: 27 мар. 2024 г.
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祇園精舎《ぎおんしょうじゃ》の鐘の声、
諸行無常の響《ひびき》あり。
娑羅双樹《しゃらそうじゅ》の花の色、
盛者《しょうじゃ》必衰の理《ことわり》をあらわす。
おごれる人も久しからず、唯、春の夜の夢のごとし。
猛《たけ》きものもついにはほろびぬ、
偏《ひとえ》に風の前の塵《ちり》に同じ。
二十余年の長きにわたって、その権勢をほしいままにし、
「平家に非《あら》ざるは人に非ず」
とまで豪語した平氏も元はといえば、
微力な一地方の豪族に過ぎなかった。
その系譜をたずねると、
先ず遠くさかのぼって桓武天皇の第五皇子、
一品式部卿葛原親王《いっぽんしきぶきょうかずらはらのしんのう》
という人物が、その先祖にあたるらしい。
葛原親王の孫にあたる、高望王《たかもちのおう》は、
藤原氏の専制に厭気《いやけ》がさし、
無位無官のまま空しく世を去った父の真似はしたくないといって、
臣籍に降下し、中央の乱脈な政治を見限って、
専ら、地方で武芸をみがいてきた。
その子|良望《よしもち》から正盛まで六代、
諸国の受領《ずりょう》として、
私腹を肥やす傍ら、
武門の名を次第に轟《とどろ》かしていったのである。
正盛は、白河法皇に仕えて、信任を得、
その子|忠盛《ただもり》は、鳥羽院に取入って、
それぞれ、徐々に勢力を拡張していった。
といっても、たかだか、受領職にある身では、
とても昇殿を許されるというところまではいかない。
当時にあっては、
昇殿を許され殿上人《てんじょうびと》と親しく交わることが、
及びもつかない栄誉であったから、
この律義で賢い田舎武士、
忠盛の心に
昇殿を望む気持が頭をもたげてきたのは当然のはなしである。
平家物語 一巻(祇園精舎)尾崎士郎訳
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