付き合わない方が良い人間について、精神科医目線で解説します【早稲田メンタルクリニック 切り抜き 精神科医 益田裕介】
Автор: 早稲田メンタルクリニック【こころ切り抜きCh】精神科医 益田裕介
Загружено: 2024-09-22
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本日は「付き合わない方が良い人間」というテーマでお話しします。
◾️色々な人がいる
人間というのは色々な人がいます。
色々な人がいるんですよ。多様なんですよね。
理解できないほど多様です。言葉で通じ合えないほど多様なんですよね。
僕も扱えるというか、一緒にいられる組み合わせのパターンというのは限界があるし、全ての人とは付き合えないです。
自分の苦手な組み合わせ、自分と価値観が合わない人と喋ってると、認知不協和という形でイライラするんです。
予想外のことを言われるので、相手の価値観を一回飲み込んだり、吸収したり理解したり、そういう作業が無意識的ないし意識的に必要となるので、認知不協和を起こしてイライラしてしまいます。
感情的になっているなと自覚しつつ、それを抑え込む必要もあるので、抑え込むのも疲れるし、かといってそれでイライラして表に出すとやはり嫌な気持ちになってしまうし、後から自分も反省したり、自分のことを責めますから、やはり多様性というのもほどほどに、というのはやはり仕方ないんだなと思います。
僕らは精神科医なので、色々な患者さんと会う必要があるんだけれど、色々な人と会わなければいけないし、会わなければいけないというか会うのが仕事ですし、それが生きがいではありますけど、そもそも皆さんの人生は何ですか、ということです。
・何のために生きるの?
・何のための仕事?
・どういう人生を送りたい?
・あなたにとって価値がある人生、あなたにとって価値のある正しさ、真実、美徳とは何?
・美しい人間の在り方は何?
・命をあなたはどういう風に使いたい?
・どんな使命を人生が与えている?
そういうことなんですよね。
自分と他人をしっかり区別して、相手に引きずられないようにしつつ、自分ができることをやる、自分ができる範囲の中で相手を助けていく、これが大事なんだろうなとは思いますね。
ただそれだけと言えばそれだけなんですけど、付き合わない方がいい人間というのはもちろんいないので、ただ自分の生きる意味に合わせて付き合う人間というのは、全ての人とは付き合えないし、全ての人とは仲良くできないので、限定されるんだろうなとは思います。
◾️臨床上よくあること
臨床上よくあることと言えば、自閉症スペクトラム症(ASDっぽい人)とHSP(敏感な人、繊細な人)は相性がめちゃくちゃ悪いです。
僕もASD寄りなんでわかりますけど、ストレートに言うんですよ、ASDっぽい人は。
対してHSPの人はオブラートに包むんですよ。
オブラートに包んで暗黙知も使いながら、文化や様々なもの、無言のコミュニケーショも駆使して丁寧にオブラートに包みながら言うんです。
対してASDの人は、そんな意味ないやんけとパパッと言ってしまうので、もう全然相性悪いんですね。ぶつかってしまう。
ASDの人から見ると、HSPの人は何を言ってるかよくわかんない。
オブラートに包みすぎてよくわからんということになるし、HSPの人から見るとASDの人はもうガンガン来るので、意地悪に聞こえるし傷つくし、本当に両極端だったりするので、ここはもう本当に水と油という感じがします。
もちろん100%ASDの人もいなければ、100%HSPの人もいないので、程度がありますから、全く付き合えないということではないのですが、でも基本は相性が悪いという感じです。
相性が悪いとわかった上で付き合うと、案外違いを楽しめたりもするので、知識として知ってもらうといいかなと思います。
◾️転移、投影の対象になる
感情に支配されている人たちと付き合うのは結構疲れます。
大変です。
それはなぜかというと、転移、投影の対象となってしまうからですね。
彼らの無意識の影響を受けるんですよ。
感情的な人というのは退行したりすることがあるので、そういう状況だと、過去のトラウマの対象になりがちです。
自分は悪くないのに悪いことをしたと言われたりするわけです。
それはなぜかというと、彼らの記憶の中にある悪いこと、悪いことをされた記憶と、目の前の人間がグチャグチャに混ざってしまうんです。
僕らは世界を客観的に見てるわけじゃなくて、過去の記憶、知識、そういうものを使って今の現在を見ているので、記憶と現実ってごちゃごちゃになりやすいんです。
ごちゃごちゃになってしまった結果、感情に支配されているときに、悪くないのに悪者扱いされたりするので、こういうのは疲れるだろうなと思います。
だから論理的かつ倫理的で感情に支配されにくい人と付き合う方が楽は楽ですね。
じゃあ論理的じゃなくて倫理的でもなくて感情的な人と付き合ってはいけないのかというと、それも何か違うんじゃないかなと思います。
◾️集団の狂気
とは言っても、皆と付き合えというわけじゃなくて、集団の狂気というものも起きます。
色々なニュースを見ていてわかると思いますけど、人間一人一人は問題ないのにも関わらず集団になると変なことしていることはあるわけです。
例えば旧ナチスドイツとか旧日本軍とかそうですよね。愚かな行動をとってしまう時があるわけです。
企業でもありますよね、モラルを無視したようなこと。
小さな不正がだんだん歴史的に積もっていって、大きな不正を常識のように繰り返すような集団になってくることってあるわけです。
そういうことってありますよ。いじめだって何だってあるんですけど、そういうときに、じゃあどうしたらいいのかというと、付き合わない方がいいですよね。逃げ出した方がいいわけです。
集団の狂気というものは起きます。
それは公務員だから絶対起きないとか、大企業だから起きないとか、そんなことないです。起きますからね。
それは、でも誰も気付けていないんですよ。
歴史が証明することはあっても、その最中にいるとなかなか気付けないので、家族や医師、友達から「あなたのとこちょっと変じゃない?」と言われることが続いたら、これをちょっと考えてみて、付き合わない、逃げるということも検討するのはとても大事です。
自分が思う苦手なタイプの人、こういう集団の狂気ってあったよね、それは自分の周りにあったことでもいいし、ニュースの問題でもいいし、色々書いたり考えてもらうと書いてもらうと、ハッと気付けていいのかなと思います。
今回は、付き合わない方がいい人間、というテーマで色々お話しました。
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▼自己紹介
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より断酒継続中。
▼参考
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...
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