精神科の治療法［基本］精神療法や心理療法

精神科で行われる様々な治療を精神科医が解説しました。

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作業療法（手芸、絵画、陶芸、革細工、レクリエーションなど）、アルコールや薬物などの依存症でよく行われる集団精神療法、神経症を対象とした森田療法、精神分析的精神療法＝力動的精神療法（意識／前意識／無意識の局所論、イド＝エス・超自我・自我の構造論、３つの力関係の力動論、リビドーから防衛機制や不適応を説明する経済論など）、絵やコラージュ、音楽、ダンスなどの芸術療法、浅い箱に砂が敷き詰める箱庭療法、集団で即興劇を行うサイコドラマ＝心理劇、精神症状を個人ではなく家族システムで考え患者をアイデンティティ・ペイシェント（IP）と扱う家族療法、ロジャースによる自己一致・無条件の肯定的配慮・共感的理解を重視する来談者中心療法、重大な影響を与える他者との関係を扱う対人関係療法、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の気持ちも尊重し、気持ちを押し殺さずに適切に伝える能力を身に着けるアサーション／アサーティブトレーニング、出来事をどう認知しどう行動するかが感情に関わるという理論に基づく認知行動療法（Cognitive-Behavioral-Therapy、CBT）、主にうつ病を対象に行われる認知行動療法の代表的な技法のひとつ認知再構成法、強迫症に対する認知行動量法である暴露反応妨害法、座禅に近い存在で「今この瞬間の体験」に注意を向けるマインドフルネス、社会生活技能訓練／生活技能訓練（Social Skills Training、SST）、病名告知や治療についての指導などを含む心理教育、主に高齢者を対象として人生を振り返る回想法、リラグゼーション法である漸進的筋弛緩法と自律訓練法を語りました。