響くVVVFサウンド！京急新1000形 ほぼ全VVVFサウンド聴き比べ！ シーメンスGTO-VVVF(ドレミファインバーター)他多数

チャンネル登録はこちら
   / @railway-ch-ktaz  

京急新1000形というば、非常にバリエーションが多いことで知られており、VVVFも全11種類程あり非常に多岐に渡ります。
今回はそのうち、1401号の試験車時代を除く10種類についてのサウンドを聴き比べる動画になります。
型番違いなども含まれるので実質は8種類くらいかな？


VVVF一覧

SIEMENS-GTO SIBAS32 G1450 D1130 / 560 M5A-1 4M4T/2M2T
所謂「ドレミファインバーター」を発するインバータを含むトラクションコンテナユニット。発車時の加速が特徴で人気が高い。以前は2100形やJR東日本のE501系もドレミファサウンドを奏でていたが、そちらは機器更新が進み、消滅してしまった。新1000形についても保守性や機器老朽化などのため、老朽取り換えが進んでおり、現在稼働している編成では3編成のみとなってしまった。
組み合わさる主電動機は1TB2010-0GC02A,連続定格190kw。

SIEMENS-IGBT 型式不明 2M2T(1両のみ)
1401号が試験搭載していたもの。現在は元の機器に戻された後に東芝SVF093へ換装。量産品とは磁励音が違い、非同期の音程が営団地下鉄6000系3次車以前の三菱IGBT換装車と酷似している。
組み合わさる主電動機は1TB2010-0GC02Aと思われ,連続定格190kwと思われる。なお本動画では収録していない。

SIEMENS-IGBT SIBAC G1450 D1130 / 480 M5-1 6M2T/3M1T
IGBT素子のVVVFを新製採用した、2005年以降に製造されたアルミ車体の車両に採用されている。空転対策として電動車が増やされている。所謂「悲鳴」や「キーメンス」などと呼ばれ、高音の非同期が特徴。
組み合わさる主電動機は1TB2010-0GC02BまたはC,連続定格190kwだが実効定格125kw相当に抑えられているらしい。

三菱電機-IGBT MAP-138-15V174
基本構造は1500形用の15V164と設計が共通化されているが、非同期音が1500形とは異なり、阪神1000系や東京メトロ10000系などと酷似する。E233系よりはちょっと低め。
組み合わさる主電動機は原則的にMB-5121AまたはA2,1時間定格155kw。

東洋電機-IGBT RG694-B-M 4M2T/4M
此方も基本構造は1500形に採用されているものと共通であり、同車に採用されたRG694-A-Mの出力性能を新1000形用に最適化しているものとなる。非同期は大多数の東洋IGBT車とほぼ同じ。
検査などによって異音車が出てくる場合もあり、主電動機辺りから強烈な爆音を放つが、その爆音がやけにMB5121系のサウンドに似ている。今のところは1453-編成の両先頭車などが該当。かつては1449-編成が有名だった。此方も別枠で収録している。
組み合わさる主電動機は原則的にTDK-6162A,1時間定格155kw。

東芝-IGBT SVF093-A0 2M2T
4Vのうち、初期のドレミファ4本の機器更新用に採用されているVVVFインバーター。元のトラクションコンテナユニットから一部の部品を流用していると思われる事が特徴である。京急初の東芝製VVVFであることも特徴。
組み合わさる主電動機はSEA-428,出力は不明だが1時間定格190kwと思われる。

東洋電機-IGBT RG694-B1-M 4M2T/4M
RG694-B-Mに対して材質系の小変更を行ったものと見られるもの。少なくとも2015年度以降新造車より確認できる。基本はそれまでと同じ。
組み合わさる主電動機は原則的にTDK-6162A,1時間定格155kw。

東芝-IGBT SVF102-G0 4M2T
2015年に突如として現れたPMSM搭載の京急電車、1367-。それに搭載されているVVVFがこのSVF102-G0である。
基本的に他のSVF102系列のVVVFを京急向けにアレンジしたものとみて良いと思われる。1C1M×4×2群という物凄い構成のVVVFだ。
結構保守的な傾向が見受けられる京急車において、このような最新テクノロジーを搭載した電車が登場したときは、それなりの知識がある人にとって驚かれたものであった。
組み合わさる主電動機はSEA-548型全閉自冷式PMSM,1時間定格190kw。

三菱電機-MOSFET(フルSiC) MAP-198-15V295
2017年以降に製造された8Vに採用されているVVVFだが、此方も最新テクノロジーを使用したフルSiC構成のVVVFインバーターとなっている。取引先メーカーの関係などからそこまでは驚かれなかったものの、PMSM同様初採用時はなかなか驚かれたものであった。
当初は他のフルSiC-MOSFETのVVVFを採用する電車同様高音の非同期音だったが、2017年5～6月頃にソフトの更新が行われ、非同期の音程が1500形三菱IGBT換装車と同じくらいの音程になり、フルSiC-MOSFETらしからぬ非同期音になった。本動画ではソフト変更前後両方とも収録している。
組み合わさる主電動機はMB-5171A型全閉外扇式IM,1時間定格190kw。

三菱電機-MOSFET(フルSiC) MAP-194-15V296
8Vの機器更新用に採用されているVVVFインバーター。後述のステンレス車用15V295を1群用かつアルミ車に搭載可能なようにカスタマイズした仕様になっていると思われる。
組み合わさる主電動機はMB-5171A型全閉外扇式IM,1時間定格190kw。

東洋電機-IGBT RG6008-B-M

2100形用のVVVF装置を新1000形向けに最適化したもの。1009-編成他の早期直通運用復帰を目論んでか採用されたものである。本動画では収録していない。
組み合わさる主電動機は原則的にTDK-6163A,1時間定格190kw。

東洋電機-IGBT 型式不明
SIEMENS-IGBTのSIBAC G1450 D1130/480 M5-1の更新用に採用されたもの。未収録。

Twitter:@kk44_1367
  / kk44_1367  
最新の動画更新情報などをつぶやいていますので、フォローお願いします。