【東大京大数学】ナメてはいけない3次関数・面積の一致【徹底解剖】ep10 -0

※今回の「徹底解剖ep10」は，文系生にとっては範囲外です．
今日が本番．2022年東京大学理科第4問．
前5日間の準備“しずく”＝鍵をもとに，大手予備校講師がふつうに解いてみます．
3次関数のグラフと直線を素材として，「面積の一致」という頻出テーマを扱います．どこにでもありそうな問題で，計算もさほど重くないはずなのですが・・・，「整式の微積分」特有のトレーニングを積んでいないと案外苦戦します．とくに理系生にとっては盲点になりがち．なぜなら，数学Ⅲの微積分では sin とか log とかが主流なので．基礎の欠落がないかをチェックする絶好の機会です！

今回への準備鍵(しずく)：
−5日　   • 【東大京大数学】への鍵：3次関数のグラフの“行先” 【徹底解剖】ep10 -5  
−4日　   • 【東大京大数学】への鍵：その極値，求めねばならんの？ 【徹底解剖】ep10 -4  
−3日　   • 【東大京大数学】への鍵：2曲線f,gが挟む面積．f,g自身より大切なもの【徹底解剖】...  
−2日　   • 【東大京大数学】への鍵：“6分の1公式”は『証明過程』が肝【徹底解剖】ep10 -2  
−1日　   • 【東大京大数学】への鍵：面積の一致→簡潔に表せる! 【徹底解剖】ep10 -1  

再生リスト：『徹底解剖　東大京大数学』では，「東大数学・京大数学の入試問題」を素材とし，大手予備校講師＝広瀬和之がそれを徹底的に分析して合格への道筋を光で照らします．
※各入試問題(EPisode)は，そこへ至る準備編とセットで，「ep10 -5，ep10 -4，・・・，ep10 -1，ep10 -0」のように番号付けします．「-0」が本番．それ以外の準備編は，再生リスト「数学のしずく」にも編入されている，ちっぽけだけど大切な数学思考の“パーツ”です．

東大・京大の入試問題は，「学理」をよく理解した学者さんが作るので，学理を正しく学んでいれば“ふつうに” 解けます．ある意味，“特殊な受験対策”がもっとも不要な大学であり，自然と正統的な学習が促されます．古くから業界で「東大京大志望しとけば潰しが効く」と言われるのはそのためです．
だから，他大学を受ける受験生も，ぜひ東大京大の問題をやるべきです！「自分が東大なんてとてもとても・・・」と，自らリミッターをかけないでください．
問題の解き方を覚えこむことが数学の勉強だと勘違いしている人にとっては確かに東大京大は激ムズですが(笑)，拙著：「合格る数学」で“正しく学べば”，本当に本当に，“ふつうに解けます”．
「そんな話，にわかには信じられない」という世間の人々に対し，今ここで述べていることを肌で実感してもらうことこそが，この動画シリーズなど，私の受験数学関連全業務の目的です．
『このシリーズの構成』
・週末に，ある1つの東大or京大入試数学問題を徹底解説します．
・そこへ向けての平日，その一題を徹底分析・徹底解剖して浮かび上がってきた“解くための鍵”となるパーツを準備します．まあ，「合格る数学」に書いてあることばかりですが(笑)．
・週末の入試問題本番動画では，“試験場で”いかにして点を取るかという『受験生目線』に徹し，著書多数の現役大手予備校講師＝広瀬和之が徹底解説します．
・何を見て，どう考え，なぜそのように計算するのかといった『思考のうごめき』を全て言語化し，余すことなく伝える所存です．
・web上にある「こう書いたら“結果として”マル」「この解法が“結果として”ベスト」という類とは一線を画します！

※謝意
東京大学様・京都大学様は，過去問の2次利用を“事後申告”で認めるという対応をしてくださっています．こうした動画配信を行えるのも，そうした寛大な措置のおかげです．心より感謝いたします．(それとは異なる対応の大学入試問題を勝手に素材として使うことは決していたしません．関係各所に迷惑が及ぶ可能性がありますので．)

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