ROOM TOUR　横浜市金沢区「風燕の家」～　三間巾の大開口木製サッシで広い雑木庭とウッドデッキとつながる暮らし。吹き抜けとスタディーコーナーのある空間で開放的で明るい間取りの住まい

横浜市金沢区能見台の緑溢れるゆったりとした住宅街に、延床38坪の「風燕（ふうえん）の家」が完成しました。
帰ってきてホッとできる家、やすらぎ、くつろげる家という思いを大切にして、雑木の庭を生かし、リビング・ダイニングからの景色、距離感、家事動線にこだわったお住まいです。
外観はブラックのガルバリウム鋼板で、木部と植栽の緑が映えるシックな印象です。

アプローチは風情のある黒の溶岩石や鉄平石を配して、高低差と奥行き感を楽しみながら玄関へ。
黒系でまとめた石に下草や植栽の鮮やかな緑が映え、瑞々しい潤いの空間となっているため、日々の日常が豊かになります。

室内は吹抜から陽が降り注ぐ明るく開放的なリビングと、紀州杉の構造材とJパネルを化粧現しとした高さをおさえたダイニングで広がりのある構成。
1階のテレビボードの上から2階まで続く本棚は、お気に入りの本や思い出の小物をディスプレイします。

南面に配した片引き＋FIX＋片引きの計3本の木製サッシは、デッキを介して雑木の庭とつながり、デッキの傍にバードバス（水鉢）を据えてリビングから水浴びする野鳥の観察を楽しめます。
そしてBBQや日向ぼっこを楽しめる広いデッキの周りには多種多様の落葉樹を植えて、冬は陽をたくさん室内にとりこみ、数年後には木漏れ日の中でくつろげるような計画としました。

庭とつながる南側にリビング・ダイニングを、北側には裏導線として水回りと家事動線をまとめています。また、階段を中心とした回遊動線になっており、家事もスムーズに行えます。
二階には程よい距離感を保てる広いスタディーコーナーをしつらえ、ロフトも固定階段で使いやすく充実した収納量を確保しています。

長期優良認定住宅で許容応力度構造計算による耐震３等級、耐風２等級と、どちらも最高等級として災害に備えています。床下とロフトのエアコンを一台づつの稼働で冷暖房する省エネで室内の温度ムラが少ない快適な暮らしを実現しました。

じっくりと雑木を育て、「雑木の森」を目指す緑のある暮らしが始まります。


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◆株式会社北村建築工房　

北村建築工房　は鎌倉逗子葉山を中心に湘南・横浜・三浦半島エリアで
創業１０４年の設計事務所＆工務店です。国産構造材や自然素材を生か
して耐震と温熱性能にこだわった木の家をつくるモノづくり会社です。


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