（江戸小噺）駕籠 　朗読：向井智子

＃朗読 #江戸小噺　＃駕籠
値切らないから、後から来る駕籠に追い抜かれないように速くやれと注文して、男は品川まで駕籠に乗りましたが、後から来る駕籠に追い抜かれてしまいます。文句をつけると、「三人でかいているから速い」と言う返事。で、男は「はやくば、俺も出てかつごう」…江戸小噺をご紹介します。
駕籠は三人では担げないとか、駕籠代を払ったお客が駕籠を降りて駕籠を担ぐのかということは
抜きにして、くすっと笑っていただければ、幸いです。男はよっぽど急いでいたんでしょうね。

ご興味のある方はご覧下さい。
・庶民の足として使われていた江戸時代版タクシー「駕籠」の歴史
　　https://mag.japaaan.com/archives/1277...
　　料金は大体一里（約４km）につき、約400文ほど。
　　現在の貨幣価値に換算すると約一万円相当とのこと。
　　800文なら約20,000円…高いですね。
・駕籠かきの収入はどれくらいあった？
　　http://wishpafupafu.blog110.fc2.com/b...
　　駕籠かき自身の収入は、稼ぎのいい日でも一人6000～9,000円程度。
　　悪い日には、一日働いて1,000～1,500円にしかならなかった。
・江戸のタクシー「駕籠」のスピードはどれぐらいだったか？
https://senji-1365.blog.ss-blog.jp/20...
　駕籠の速さは時速4km。早駕籠で時速6km