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東海道五十三次の全解説|歌川広重|有名な浮世絵

Автор: 四季の美

Загружено: 2019-11-28

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歌川広重の有名な浮世絵「東海道五十三次」の全解説動画です。

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#東海道五十三次 #歌川広重 #浮世絵

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[訂正]
・「蒲原宿」を”かばはらしゅく”と読んでいる箇所がありますが、正しくは”かんばらしゅく”です。
・日坂宿の「小夜の中山」を”こやのなかやま”と読んでいる箇所がありますが、正しくは”さよのなかやま”です。
・「水口宿」を”みずぐちしゅく”と読んでいる箇所がありますが、正しくは”みなくちしゅく”です。
・岡崎宿で「矢矧橋」を”やびきばし”と読んでいる箇所がありますが、正しくは”やはぎばし”です。

[全文]
東海道とは、江戸時代に徳川家康によって作られた五街道のうちのひとつです。
東海道には現在の東京から京都まで53の宿場があり、それを東海道五十三次と呼んでいます。

東海道の出発地点、日本橋です。木戸(きど)を両側に描き、出発にふさわしい構図になっています。

最初の宿場である品川宿を日の出の空とともに描いています。道には大名行列の最後尾を配置しています。

川崎宿は、当初は宿場ではありませんでしたが、品川宿〜神奈川宿の間が長距離で負担が大きかったため、後から設置された宿場です。浮世絵には、川崎宿に入る川の渡しが描かれています。右奥には富士山も見られます。

構図は品川宿のものと似ていますが、神奈川宿の方が江戸から離れてのどかな雰囲気が見て取れます。道には茶屋が並んでいます。

武蔵国最西端の宿場・現在の横浜市に置かれました。橋を主題に、自然豊かな田園風景が広がっています。

ここから相模国に入ります。日本橋から一泊目にあたり、小田原宿に次ぐ規模の宿場でした。浮世絵にも夕方、宿に向かう旅人が描かれています。

浮世絵に大きく描かれているのは、江島神社の一の鳥居です。ここから江ノ島へ通じる道が通っていたことがわかります。

この辺りは相模平野で平坦な道が続いています。浮世絵の正面には、富士山が見え隠れしています。川崎宿で見えた富士山よりも大きく、近づいてきているのがわかります。

大磯宿の絵は、大雨の様子が描かれています。合羽を着る旅人、雨に濡れる街道など、雨天の東海道の様子を見ることができます。

小田原には小田原城があり、出発して最初の城下町にある宿場です。描かれている川には橋がなく、東海道の難所のひとつです。

東海道五十三次の中で、最も標高が高いところに置かれた宿場です。その様子が絵にも表れています。険しい山々は東海道で一、二を争う難所でした。

ここから現在の静岡県に入ります。奥に見える鳥居は三島神社、早朝に出発する旅人の様子が描かれています。

三島宿が早朝の絵であったのに対し、こちらは夕方の様子で満月が描かれています。一連の作品の中で月が描かれているものはこの沼津宿一枚だけです。

この絵は何と言っても存在感のある富士山の美しさでしょう。朝日の赤色で染まった雪の富士です。

この絵は「左富士」のタイトル通り、左奥に富士山が見えます。ここまで右に見えていた富士山が、ここでは道が曲がりくねって左側に見えるのです。

現在の静岡県静岡市に置かれた宿場です。雪景色、しんと静まり返った夜の様子が描かれています。

山と海が迫り、こちらも東海道の難所のひとつです。難所ではありましたが富士の見える美しい風景でも有名な宿場でした。

由比宿とは打って変わって平坦な道が続きます。川を渡る力士の旅が描かれています。力士ということで、身体が馬からはみ出していたりと、ユーモラスな一枚です。

江尻の港の様子です。絵のほとんどは海で、旅人の姿も見えません。画面中央には三保の松原が描かれています。

徳川家康が晩年を過ごした駿府城があり、城下町として繁栄していました。絵は安倍川の渡しです。当時の川渡しの様子がわかる一枚ですね。

東海道で最も小さい宿場です。ここに描かれている「丁子屋」は現在も残っています。またこの鞠子宿の絵は、モネの「積みわら」の絵に影響を与えたと言われています。

ここも東海道の難所のひとつで、絵からもその様子が見て取れます。両側から迫る山々、渓流が描かれています。やや紅葉している木もあることから、初秋であることがわかります。

タイトルは「人馬継立」。馬の乗り換えや輸送に関する機関です。街道に不可欠なこの機関の当時を知ることができる貴重な資料です。

大井川の渡しの様子が描かれています。雨が降ると水量が増し渡れないことから、こちらも難所のひとつでした。

島田宿と同じく大井川の渡しの様子です。金谷宿の絵では対岸の山々まで見られます。奥に見える変わった形の山は実際には存在せず、広重の創作で描かれました。

東海道三大難所のひとつとされている小夜の中山の様子です。絵の急な斜面からも険しい道中が想像できます。

画面左側から来る僧侶に敬意を払い、頭を下げて挨拶をしている人々の様子です。この辺りは凧あげが盛んで、空には二つの凧があがっています。

ここは江戸からも京からも27番目にあたる、東海道の中間の宿場です。街道のところどころにある休憩所の様子が描かれています。

天竜川の舟渡しを主題としています。遠くの霧煙る描写や近景の構図の素晴らしさなど、風景画として優れた一枚です。

江戸から京までの距離のちょうど中間地点にある宿場です。浜松城の城下町として栄え、遠江国・駿河国の中で最大の宿場でした。絵では一本松の下で焚き火をする様子が描かれています。

右奥に小さく富士山が見えます。前半の絵と比べると富士の大きさがとても小さくなってきました。水の深い藍色はヒロシゲ・ブルーと言われる美しい色遣いです。

浜名湖の西岸の宿場です。画面中央の舟を先頭に、参勤交代の大名が水面を行く様子が描かれています。

遠江国最西端の宿場で、現在の静岡県最西端の宿場でもあります。大名行列を横から見た、左右対称の面白い構図になっています。

ここから三河国、そして現在の愛知県に入ります。夕暮れ時に旅の三人が重い足で宿へ向かう様子が描かれています。

右に見えるのは吉田城、修復中を絵に表しています。中央には豊川、左には豊橋が描かれています。

夕暮れ時、旅籠の女が旅人を無理矢理引きずり込もうとしているユーモア溢れる一枚です。

東海道で21世紀まで営業を続けた唯一の旅籠がある宿場です。現在でも当時の様子が色濃く残っています。「御油や赤坂、吉田がなけりゃ、なんのよしみで江戸通い」という言葉があるほど活気ある宿場でした。

幕府から朝廷へ馬を献上する行列の様子です。旅人たちがこの行列に土下座をしています。

若き徳川家康が暮らした岡崎城の城下町として、府中宿の次に大きな宿場町でした。絵には東海道一長い橋・矢矧橋が精密に描かれています。

江戸からここまでおよそ10日かかったと言われています。馬市で有名で、絵からもその様子が見て取れます。

この辺りでは絞り染めが名産で、鳴海絞やすぐ近くが産地の有松絞の店を描いています。現在でも絞り染め店のある町並みが残っています。

熱田神宮で行われる神事・夜の馬追いが主題です。熱田神宮は三種の神器のうちのひとつ・草薙の剣が祀られていることで知られ、江戸時代にも信仰を集めていました。

ここから三重県に入ります。桑名城の城下町でもあり、絵にも右奥に描かれています。伊勢の海を船が行き交っている様子です。

三滝川を背景に、笠を飛ばされている旅人・合羽のたなびく旅人が見られ、風をテーマにした絵であることがわかります。

林の中にある石薬師寺(正式名称は西福寺)が描かれています。奥の山が三段にぼかされているのも興味深い技法です。

夕立の中、坂道を走る人々が躍動的に描かれています。雨の音、足音、緊張感を感じさせるこの絵は、広重の傑作のひとつに数えられています。

雪景色の美しさに目を奪われる一枚ですね。蒲原宿も雪の風景でしたが、亀山宿では晴れの日の雪景色でいっそう印象的です。

絵のタイトル「本陣早立」の通り、早朝に本陣から出発する様子です。本陣とは大名が泊まる旅館で、最も格式高い旅館です。

筆捨山をメインに、右側には茶屋が見えます。筆捨山は岩山ですが、ところどころに松が描かれています。

ここから近江国、現在の滋賀県甲賀市です。春の雨の風景が描かれています。雨で水かさの増した中、橋を渡る大名行列です。

この地域の名産・干瓢を作っている女性たちが見えます。水口宿は静かな村でしたので、そののどかな様子が絵にも表れていますね。

こちらも平坦な道が続いています。街道を歩くのは伊勢参りの人々です。絵に見える店は田楽茶屋は、現在旧東海道沿いに再現されています。

中山道との合流地点・追分になる宿場です。「名物立場」というタイトルで、名物の姥ヶ餅屋を描いています。

現在の滋賀県大津市です。東海道53番目の宿場であり、東海道最大の宿場です。琵琶湖畔にあり、絵の奥にも描かれています。手前にあるのは走井茶屋です。

江戸からの最終地点・西からの起点である三条大橋に到着です。絵のタイトルもズバリ「三条大橋」。橋の上を人々がにぎやかに行き交っています。

いかがでしたでしょうか。
絵を眺めて旅気分を味わうというのも、素敵ですよね。
詳細については、この動画の概要欄をご覧下さい。

[朗読]
真瀬 みあさん

東海道五十三次の全解説|歌川広重|有名な浮世絵

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