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【うつ病】うつ病での認知機能の低下5つ【精神科医が9分で説明】記憶力|判断力|集中力

Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】

Загружено: 2024-08-10

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0:00 (1)はじめに
0:21 (2)うつ病と脳の機能の不調
2:01 (3)うつ病での認知機能の低下5つ
2:10 ①記憶力の低下
3:19 ②集中力の低下
4:35 ③判断力の低下
5:57 ④思考力の低下
7:12 ⑤注意力の低下
8:21 (4)まとめ

うつ病は落ち込みや罪悪感などの「うつ症状」が有名ですが、脳の不調から認知機能の低下がしばしば発生し、記憶力や集中力が本来ではなくなることがあります。

「うつ病での認知機能の低下5つ」について、精神科医が9分で説明しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。

【テーマ】うつ病での認知機能の低下5つ

(1)はじめに

うつ病は、落ち込みなどが目立つ脳の不調です。一般的に「こころの症状」が有名ですが、脳の機能の不調もあり、日常生活に困難をもたらすことがあります。本記事では、うつ病における認知機能の低下について、5つの主要な側面を解説します。

(2)うつ病と脳の機能の不調

うつ病は、落ち込みなどのうつ症状が続く脳の不調です。脳内物質「セロトニン」の不足などが背景にあるとされています。治療の3本柱は、休養、薬物療法、精神療法です。

うつ病の主な症状は以下の3つに分類されます:

1. こころの症状:落ち込み、不安、意欲の低下
2. 体の症状:不眠、疲れやすさ、吐き気などの自律神経失調症的症状
3. 行動の変化:人を避ける、声が小さくなるなど

うつ病は、適応障害とは異なり、脳の不調があることが示唆されます。そのため、ストレス要因から離れても症状が継続します。抗うつ薬SSRIは、不足した脳内のセロトニンを補充することで症状の改善を図ります。

(3)うつ病での認知機能の低下5つ

①記憶力の低下

うつ病では、新しいことを覚えにくく、忘れやすくなります。特に「記銘力」と呼ばれる新しい情報を記憶する能力が低下します。以前の記憶は原則として損なわれませんが、思い出すことが苦手になります。

記憶力の低下は、仕事での会話や日常生活に支障をきたし、時に大きなミスにつながることがあります。また、忘れやすさやトラブルが生じることで、さらに落ち込みが強くなる場合もあります。

②集中力の低下

うつ病では、すぐに気が散ってしまい、物事を進めにくくなります。意欲の低下とも関連して、仕事や家事など全般的な集中力が低下します。無理に集中しようとすると、強いストレスとなり、症状が悪化する可能性があります。

集中力の低下により、仕事や課題の進行が困難になり、会話での交流も滞りがちになります。日常生活に必要な行動も取りづらくなり、生活全般に支障をきたすことがあります。

③判断力の低下

うつ病により、物事を考えた上で選択することが困難になります。脳機能の低下全般を背景として、判断すること自体が難しくなり、さらにうつ症状の影響で判断基準も偏ってしまいます。

その結果、物事が進みにくくなるだけでなく、極端な判断をしてしまうリスクも高まります。特に退職などの重大な決断をした場合、後でカバーすることが困難になる可能性があります。

④思考力の低下

うつ病では、考えが進まず、しばしば堂々巡りになります。考えをまとめることも難しくなり、同じことを考え続ける「反芻思考」が目立つようになります。これがうつ病の悪化や慢性化にも影響を与えます。

思考力の低下により、問題解決能力が低下し、仕事や日常生活に困難をもたらします。また、極端な考えにとらわれやすくなり、衝動的な行動のリスクが高まることもあります。

⑤注意力の低下

うつ病により、必要なことに注意を払うことが難しくなります。その結果、見落としやミスが増え、仕事や生活に強い影響が出ます。

注意力の低下は、ケアレスミスの多発、遅刻や忘れ物の増加につながり、社会的な信頼を失いやすくなります。これらのミスや失敗から自己を責め、精神状態がさらに悪化するリスクも高まります。

(4)まとめ

うつ病は脳の不調であり、落ち込みなどの症状に加えて、脳機能全般の低下が見られます。主な認知機能の低下として、記憶力、集中力、判断力、思考力、注意力の5つが挙げられます。これらの影響は大きいですが、適切な治療によって大半が改善する可能性があります。認知機能の低下に気づいたら、早期の治療開始が望ましいでしょう。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)

#うつ病 #認知機能  #記憶力  #判断力  #精神科医 

【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

【うつ病】うつ病での認知機能の低下5つ【精神科医が9分で説明】記憶力|判断力|集中力

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