『多様なステークフォルダーの期待に応える新たなパワーレーザー施設』 兒玉了祐教授(大阪大学先導的学際研究機構 公開シンポジウム「パワーレーザー共創コアリション」)
Автор: 大阪大学レーザー科学研究所YouTube公式チャンネル
Загружено: 2021-08-23
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大阪大学先導的学際研究機構 公開シンポジウム「パワーレーザー共創コアリション」
『多様なステークフォルダーの期待に応える新たなパワーレーザー施設』
兒玉了祐 教授 レーザー科学研究所長
学問分野の多様化が進むと共に、学術と社会の連携が一層求められています。組織・社会・国境等の垣根を越えた協働による先導的学際研究を推進し、新学術領 域を創成する組織として、平成29年1月に先導的学際研究機構が設置されました。国連が定めた持続可能な開発目標SDGsに示されるように、国際社会は科学に対してもこれまで以上に具体的な行動を求めています。先導的学際研究機構の設置理念は、持続可能な人類社会の実現に向けて、世界全体が期待するものと正に合致しています。
今回のシンポジウムは、先導的学際研究機構が主催、レーザー科学研究所が共催で、計六部局の先生方から、パワーレーザーで展開される「多様な共創が織りなす学術の輪・新たな挑戦」について講演、議論いただきました。総合質問・議論では活発な議論が行われ、パワーレーザーの共創の更なる発展に向けたコアリションが強化されました。
会議を以下に要約いたします。
次世代のパワーレーザーの実現には、レーザー科学、光科学に加えて、制御、計測、情報工学、人工知能、ロボテックなど、正に総合大学としての大阪大学の強みの結集が欠かせない。
産業界との連携により、世界で唯一で最高の出力を誇るパワーレーザー装置を建設するための基本設計は完了した。
日本のパワーレーザー技術は世界からも注目されており、国内の産学連携により、次世代パワーレーザーが実現できる。
新たなパワーレーザーの出現をビジネスチャンスと捉える御意見が出された。
大阪大学で行われている宇宙創成から文化流転に至る長大な時空スケールの学術が、次世代パワーレーザーと組み合わせることで、新たな展開へと繋がる可能性 があることが示された。
次世代パワーレーザーは社会課題解決に向けた産学間の循環を促す研究開発エコシステムを実現し、文理を問わず基礎から応用に亘る幅広い教育に資するものである。
次世代パワーレーザーが大阪大学で実現することを期待する。
#大阪大学#核融合#レーザー核融合
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