JR西日本 羽衣線（阪和線） 鳳－東羽衣駅間 前面展望

JRの羽衣線の前面展望ビデオです。
鳳－東羽衣駅の全区間をリアルタイムで撮影しています。

羽衣線は阪和線の鳳駅から分岐する、わずか1.7km、3分間の路線です。
羽衣線は通称で、阪和線に含まれています。
鳳－東羽衣駅間は、1929年に阪和電気鉄道が、阪和天王寺駅（現天王寺駅）－和泉府中駅間を開業させたのと同時に開業しました。
当時は、東羽衣駅は阪和浜寺駅という駅名でした。
1940年には吸収合併により、 南海鉄道の路線となり、路線名も南海山手線となりました。
阪和浜寺駅は、山手羽衣駅に改称されました。
1944年には戦時買収によって国有化され、国鉄阪和線となりました。
この時、山手羽衣駅は東羽衣駅となりました。

羽衣線は103系3両編成で折り返し運転をしており、阪和線本線への直通運転は行っていません。
また、羽衣線は単線で途中駅は無く、鳳駅、東羽衣駅のどちらも1線しかないため、1編成による折り返し運転になっています。
なお、東羽衣駅は南海電鉄の羽衣駅と徒歩連絡しています。

乗車した車両は103系の3両編成です。
体質改善40N更新車ですので、大幅なリニューアル工事がなされています。
前面は103系の雰囲気を残しながら、前照灯を埋め込み化、行先表示器と列車番号表示器のガラスのゴムを廃止、前面ガラスを1枚窓化するなど、すっきりした印象です。
側面も、元々戸袋窓が埋められていたところに、側面窓を1枚窓風（実際は逆T字に黒のフレーム）とした上で、フレームをアルミ化、さらに張り上げ屋根化することで、屋根が見えにくくなり、美しくなっています。
ビデオには収録されていませんが、車内も大幅に更新され、天井をフラット化、蛍光灯カバーの取り付け、網棚を最新車両と同じパイプ棚化、妻窓の埋め込み、貫通扉のデザインを変更、化粧板貼り替え、座席の更新と袖仕切り板の取り付けなど多岐にわたっています。

撮影日は2013年4月19日（金）、14時05分鳳駅発の普通・東羽衣行きに乗車し撮影しています。
撮影機材は、SONYのハイビジョンデジタルビデオカメラ「HDR-CX720V」です。