精神科の患者さんに知っておいてほしい血液検査の基礎知識を精神科医が解説します。
Автор: 精神科医 芳賀高浩
Загружено: 2025-03-14
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【この動画の概要】
今日は、精神科の患者さんが覚えておきたい、採血結果の見方について、お話していこうと思います。よろしくお願いいたします。
〇採血の重要性
・精神科の患者は薬の影響で代謝が低下し、肝臓や骨髄に負担がかかる可能性がある
・うつや統合失調症の陰性症状、依存症、パニック障害などで運動量が減り、代謝が落ちる
・体調が急変した際の炎症や重症度の確認に役立つ
〇急な体調不良時に重要な項目
①白血球数
・炎症が起きると上昇し、1万以上で異常を疑う
・2万以上でも重症とは限らず、炎症の有無の参考にする
②CRP(C-reactive protein)
・正常値は0.05以下で、1以上で炎症の可能性あり
・10以上なら入院を考慮し、30以上は重症
〇貧血と血液成分のチェック
①Hb(ヘモグロビン)
・10 gを下回ると貧血の可能性が高い
・鉄欠乏性貧血が多く、鉄分不足が原因
②血小板
・10万以上が正常で、それ以下なら血液疾患の可能性
〇肝臓と腎臓のチェック
①肝機能(AST・ALT・LDH)
・正常値は50以下で、超えると肝臓の負担を疑う
・肝炎や薬剤による影響を評価
②T-Bil(トータルビリルビン)
・1.0以上で胆汁の排泄機能低下の可能性
・胆石や薬剤の影響を考慮
〇腎機能(BUN・クレアチニン)
・クレアチニン1.0以下が理想で、それ以上は腎機能低下の可能性
・腎機能が低下すると食事制限や透析の必要が出てくる
〇電解質・栄養・代謝のチェック
①ナトリウム(Na)
・130以下で脱力感、140以上で脱水の可能性
②アルブミン(ALB)
・3以下なら栄養不足、4以上なら十分な栄養状態
・摂食障害や重度のうつ患者の栄養評価に使用
③糖尿病指標(HbA1c)
・7%以上で糖尿病の疑い、精密検査が必要
④コレステロール(LDL)
・150以上で治療を検討
⑤尿酸値
・8以上で痛風発作のリスクが高まる
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【一読していただきたい注意】
動画の内容は精神科医である私の診療を通してえた感想です。あくまで私の感想ですので、参考にするかどうかは視聴者のみなさまで判断していただければと思います。個別の診断や治療に関するアドバイスは責任を持ったものは残念ながらできませんので、一般論としての私の意見しかできないことをわかっていただけるとありがたいです。この動画を通じて起こりえる損害に対しては対応したいですが、一般論と私の感想によるものですので、限界があることをご理解ください。
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