第51話　満州の後部を見た映子その②

ようやくたどり着いたのは、北朝鮮のチンナンポ！そこで避難民として暮らすなかで知った38度線を必死でこえて帰国した女性の記録を読んだ時、私は感動で眠れませんでした。
聡明な彼女が克明な記憶の元に書かれた手記は、38度線の重みをあらためて

特に私が心を打たれたのは。崖の頂から見下ろしたとき
ソ連兵がたくさん見あげていた姿があった事にです

鬼のようなソ連兵の話を山のように聞かされましたが・・・・
ほぼ確実に「見逃して」くれあ兵士も多かったということなのでしょうね

やはり国でも人種でも民度でもない
ひと・人・個々の人でしかないという気がします