KUNILABO講座紹介：「宇宙倫理学入門」

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https://uchurinri202409.peatix.com/
【講座概要】
　近年、人類の宇宙進出がさまざまな方面で急速に進展しつつあります。地球外に活動領域を拡大していくことは、私たちに様々な恩恵をもたらすと同時に、新たな倫理的課題を突きつけることになるでしょう。本講座では、人類の宇宙進出にともなう倫理的諸問題と、それらをめぐる議論の概要を論じます。
　第一回は、有人宇宙プログラムのリスクとコストの問題を扱います。人を直接宇宙に送り出すプログラムには、どうしても人命リスクや莫大なコストが伴います。過去の事例や現在進行中のプログラムを紹介しつつ、そうした問題を倫理学的観点から考えるためのポイントを整理します。
　第二回は、宇宙空間の安定的な利用を脅かすゴミと戦争の問題について扱います。宇宙ゴミ（スペースデブリ）との衝突や、敵対国等からの攻撃は、人工衛星をはじめとする宇宙機の運用にとって無視できない現実的なリスクとなりつつあります。これら二つの問題をめぐる国際社会の動きを紹介しながら、関連する倫理学的論点について検討します。
　第三回は、近未来の宇宙ビジネスとして宇宙旅行と宇宙資源を取り上げます。宇宙旅行ビジネスには、生命や健康を損なうリスクのある商品の売買という問題が、宇宙資源ビジネスには、正当な所有権獲得の条件に関する合意の不在という問題が、それぞれ指摘されています。これらについて、倫理学的観点から現在の状況と既存の議論を検討します。
　第四回は、宇宙移住のために惑星や人間を改造する技術について取り上げます。地球人が別の星で暮らせるようになるための方法として、惑星改造（テラフォーミング）や人間改造（エンハンスメント）が挙げられることがあります。両者の技術的可能性に関するこれまでの議論と、それらにともなうとされる倫理的論点について整理します。

オンライン会議アプリ「Zoom（ズーム）」を用いて行います。

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タイトル：宇宙倫理学入門（全4回）

初回日時：　2024年9月12日 (木) 19:30 - 21:00
日程　　：　9月‐12月の第2木曜日（9/12、10/10、11/14、12/12）
場所　　：　オンライン会議アプリ「Zoom（ズーム）」 を使用したオンライン講座
YouTubeにて見逃し配信あり（受講生限定、講座期間内のみ、参加者との質疑応答の時間は除く）
参加費： 全4回　一般8,000円／学生4,000円
※学生でお申し込みの方は、
（1）当日までに、学生証の画像・写真を[email protected]までメール添付にてお送りいただくか、
（2）お申込み時のアンケートフォームの「学生確認用メールアドレス記入欄」に、大学などの在籍先が発行したメールアドレスをご記入ください。
各回の予定
第一回：有人宇宙プログラム
第二回：宇宙ゴミと宇宙戦争
第三回：宇宙旅行と宇宙資源
第四回：惑星改造と人間改造
参考文献
伊勢田哲治・神崎宣次・呉羽真（編）、2018、『宇宙倫理学』、昭和堂。
呉羽真・伊勢田哲治（編）、2022、『宇宙開発をみんなで議論しよう』、名古屋大学出版会。
標葉隆馬・見上公一（編）、2024、『入門・科学技術と社会』、ナカニシヤ出版。

講師
清水 雄也（しみず ゆうや）
京都大学特定助教（主に宇宙倫理学教育プログラムの開発・実施を担当）。
専門は科学哲学（因果論、社会科学方法論）。
著書に、『宇宙倫理学』（共著、昭和堂、2018年）、『入門・科学技術と社会』（共著、ナカニシヤ出版、2024年）など。
オンライン会議室ご招待状： チケットご購入の方に、Peatixの自動送信メールにてご案内いたします。
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Peatixチケット購入締切： 講座最終回の終了時21時00分まで販売しております。途中からお申込みいただいた方には終了した回の見逃し配信のご案内をお送りいたします。
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