【和訳】AURORA - Everything Matters ft. Pomme オーロラ - エヴリシング・マターズ ft.ポム
Автор: 和訳チャンネル
Загружено: 2025-06-27
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「Everything Matters(すべてに意味がある)」は、「どんなに小さなことでも意味があり、誰もが大きな全体の一部として存在している」というオーロラの哲学が凝縮されている。
AURORAはあるインタビューで、「世の中は大きな奇跡ばかりに注目しようとするけれど、小さな奇跡の方が、もっとたくさん起きている」と語っている。地球が何事もなく回り続け、朝が来て夜になる。それだけでも、奇跡と呼べる出来事である。
この楽曲では、オーロラ自身がギリシャ神話の「夜明けを告げる女神(エオス/AURORA)」であるかのように描かれている。彼女は、闇から光へと人々を導き、気づきを与える存在である。アルバム未採用曲 “Wake Up” にもつながるテーマである。
『Everything Matters』は、ギリシャ神話に登場する神「アトラス」に影響を受けて制作されたものである。アトラスは地球を背負い続ける運命を背負った神であるが、私たち一人ひとりもまた、自分自身の夢、世界を支えている。
曲の中では、夢を追う人々が、夜空を流れる“流れ星”や“ロケット”にたとえられている。しかし、宇宙のスケールで考えれば、私たち人間の命はほんの一瞬にすぎず、あまりにも小さな存在であることに気づいてしまう。その事実が、時に人の心から力を奪ってしまうこともある。
それでも、この曲は語りかける。「アトラスのように孤独に地球を支え続けてくれる者が居なければ、私たちは生まれることもできなかった。だからこそ、すべてが意味を持っているのだ」と。
暗闇があるから光がわかるように、悲しみがあるからこそ喜びが尊くなる。死があるからこそ生は美しい。そして、地球が自転するように、朝と夜、命と死、光と闇は常に循環しており、すべてがつながっている。
たとえば、私たちが朝日を迎えるとき、地球の反対側では誰かが夜を迎え、眠りにつこうとしている。このように夢も同じで、今はまだ形を持たないものでも、いつか現実と一体化する。そういった地球規模の“循環”や“つながり”の中で、私たちの存在もまた、意味のあるものである。
"You're a part of the dawn..."
「あなたは夜明けの一部」=闇から光が生まれる場所にいる存在。
AURORAは闇(悲しみ、過去、痛み)を否定せず、光はそこから生まれるものとして描く。
"An atom and a star"
-私たちはミクロでもありマクロでもある。すべてが宇宙の一部であり、重要性はスケールでは測れない。
-夜空に浮かぶ自然現象のオーロラ。発光現象のオーロラは、太陽風が大気圏の原子と相互作用した結果でもある。
-「原子として、輝く星として」=死後、身体は原子になり、想像世界では星となって皆を見守る。別曲「Under Stars」や「Dance On The Moon」でも同じ表現がある(「星の下、私たちは一人だ」「私は天使、私は原子」という歌詞)。
"You're a part of the movement and everything matters"
すべてが循環のために必要な存在
・生命(大地への)循環 .. .生 ⇆ 死
・地球の自転の循環 … 朝 ⇆ 夜
・精神の循環 ... 光 ⇆ 闇
Movement(動き)の一部。自然のリズム、死と再生、感情の波、それらすべての流れの一部として私たちは存在している。
"I'm watching a storm..."
「嵐が雲の中で形をなしていく」の描写は、混沌から秩序が生まれるという自然の法則。
「痛み」と「喜び」が同時に存在しうる現実を肯定する視点。
"On top of the world, it is good and it hurts"
*死後、天から見守る
*発光現象のオーロラ
*オーロラがアーティストとして有名になり、良いことも悪いことも起こった
*地球には常に闇と光、両方存在する
"A cure for the hurt / The pleasure you feel is real"
痛みも、喜びも、現実に存在する。どちらも偽物ではない。感情そのものが「癒し」になりうるという信念。直訳:治療法、傷の治療薬
"And the pleasure you feel is real"
だからこそついに成功した瞬間(望みが叶った瞬間)
夢が現実となる
喜びは喪失の苦しみと同じく、両方存在する
フランス語の部分:
「どこかで、夜明け前に…」
夜明けを前にして、静かに寄り添いながら、私たちは摘んだ花を捧げる場所を探している。
花=愛、記憶、失われたもの、美
それを捧げる=感情の儀式、自然への祈り、人生の痛みの供養
この部分は、地球や死者、愛する者への祈りであり、自然と魂との融合を象徴している。
「すべてが大切」 一瞬一瞬が神聖。命の尊厳、地球の叫び。
「速さが美を壊す」 消費社会やAIによる魂の喪失への警鐘。
「あなたは夜明けの一部」 闇がなければ光は生まれない。痛みの肯定。
「嵐が形をなす」 感情の混沌を通して生まれる変容。
「花を捧げる」 失われたものへの祈り、自然との対話。
歌詞文
「私は、誰かと一緒に人生という名の長い旅をしている。隣で眠っているその人は、赤ちゃんのように無防備で、優しい存在だ。彼の存在そのものが、私に安心と希望を与えてくれる。でもその旅は、思ったよりもずっと早く進んでいく。まるで夢の中で自由に飛ぶ鳥のように、あるいは夜空を駆けるロケットのように。
そのスピードの中では、美しいものが壊れてしまうこともある。目の前にある尊い瞬間が、あっという間に過ぎ去ってしまって、心が痛くなる。だけど私は知っている。どんなに小さな出来事でも、すべてが大切なのだと。だから、見逃さないようにしたい。すべてを感じ取っていたい。私にとっては、全部が意味を持っているから。
目覚めを迎えるその瞬間。夜が終わって光が生まれるとき、その流れの中に、あなたという存在も含まれている。つまり、あなたは闇から光が生まれる「夜明け」の一部なのだ。悲しみや痛みを経験したからこそ、人は優しく、強くなれる。それと同じように、あなたも世界を構成する大切な一部なのだ。
私たちは、目に見えない小さな粒(原子)でもあり、同時に空に輝く星でもある。つまり、人間という存在は小さく見えても、宇宙の中で確かな意味を持っている。そして私たちの感情や行動も、自然のリズムや大きな流れの一部として、この世界に影響を与えている。
あるとき、私は嵐が生まれる様子を見ていた。最初は混沌だったものが、だんだんと形を持ちはじめていく。怒りや悲しみといった感情が、新しい理解や優しさへと変わっていく。その変化は美しいけれど、同時に痛みも伴っている。
誰かの失敗、苦しみ、喜び、そしてそのすべてを学びに変えること。それはまるで、何度も夢を見て、何度もやり直すようなもの。そしてその中で感じた喜びや癒しは、偽物ではない。確かにそこにあった、本物の感情だ。
そして静かな夜。地球のどこかでは、私たちとは違う時間が流れている。私たちが朝を迎えているとき、反対側では夜が始まり、小さな鳥が静かに眠りにつこうとしている。そんなふうに、この世界はいつでも、光と闇、始まりと終わりが同時に存在している。
あなたも私もまた、そんな世界の一部。一緒に旅をしながら、過去に摘んだ花を捧げる場所を探している。その花は、思い出や愛、これまでの苦しみの象徴かもしれない。けれど、そうした感情を手放す場所があるからこそ、人は次の一歩を踏み出せる。」
この曲は、そんな「すべてに意味がある」という視点を、宇宙・自然・人間の営みを通して伝えている。悲しみも、喜びも、死も、再生も、すべてがこの世界に必要な流れの中にある。だから、どんな小さなことも、大切にして生きていこう。それが「Everything Matters(すべてに意味がある)」というメッセージである。
"I'm driving your car with you"
*Kate Bush - "Hello Earth" にも同様の表現がある。
"sleeping in the seat next to me Like a baby"
グノーシス主義では、地獄のような世界から脱出する(家に帰る)ためには、眠りから目覚めて「自分が誰か」を思い出し、自分の中にある「神の輝き」に気づく必要がある。
"like a bird in a dream"
鳥は「朝の目覚め」の象徴でもある
"A love machine, a cinematic dream"
アトラスが天を支えているように、私たちも自分自身の夢・世界を支えている。物語をつくるのは自分自身である。
"A love machine, a cinematic dream"
David Bowieの "Toy (Your Turn To Drive)" にも同様の表現がある。
"You're a part of the morning and everything matters"
オーロラはこの楽曲のリリース当初、ファンを「光の戦士(warriors of light)」と呼んでいた。
【インタビューより】
「ファンなら理解できると思う。すべてが大切だということ。ただその二つの言葉に尽きる。」(2019年8月)
「私はノルウェーの古城 Barony Rosendal(ロゼンダール男爵領館) でアルバムを作ったのだけれど、そのお城にはフランスと関係ある歴史がある。昔、何百年も前にマーカス・ゲルハルトというフランス人の男性がそのお城に住んでいて、彼は芸術や音楽を愛し、人々を招いてお祝いをしていた。それで、このフランスのお城に敬意を表するために、あなた(Pomme)を迎えたいと思った。」(Pommeとの配信ライブ)
「この曲はずいぶん前、制作のかなり初期の段階で書いた。そしてその曲を書いた時から、これが私がアルバム全体に込めたい“振動(雰囲気)”の一部になるって分かっていた。この曲は、私にとって大事なキーワードを含んでいる。二つのことについての曲なんだけど、美しくて、でも同時に悲しい物語でもある。少し不吉な部分もあるけれど、それでも極めて美しいものなんだ。この曲の中の“あなた”と“私”は、人生を違った角度から考えざるを得ないような出来事を経験している。そして、お互いを見つめ合い、自分たちの周りを見回しながら、時間があまりにも早く自分たちの手からこぼれ落ちていくことに気づく。
この曲の最後では、すべてを見つめながら二人が夕日に向かって車を運転する。そして一緒に、人生で最後の夕日を見てる。そこには『この世の美しいものを全部見逃してしまうんじゃないか』という恐れがある。この世界には本当に美しいものがたくさんあって、小さなものだって同じくらい大切なんだ。」(Bedroomdisco)
「私は普段あまり他のアーティストとコラボをしないけど、Pommeのことは知っていて、彼女は本当に優しくて才能がある人だと思った。今回、アルバムを作ったあのお城にお礼をするような気持ちで、アルバムのオープニングにフランスらしさを入れたいと思った。だから彼女に『この曲の最後をフランス語で書いてくれない?』ってお願いしたの。すると、大好きな場所で摘んだ花たちについての美しい物語を書いてくれた。それはローゼンダール(城)へのオマージュでもあるのよ。」(Apple Music)
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