幻聴が出る精神疾患5つ【精神科医が8分で説明】統合失調症|うつ病|双極性障害|解離性障害|アルコール依存症
Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】
Загружено: 11 дек. 2023 г.
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0:05 (1)はじめに
0:28 (2)幻聴とは?
1:51 (3)幻聴が出る精神疾患5つ
1:58 ①統合失調症
3:17 ②うつ病
4:08 ③双極性障害
5:03 ④解離性障害
6:04 ⑤アルコール依存症
7:04 (4)まとめ
「幻聴」とは、実際にはない音や声が聞こえると感じる現象です。統合失調症での幻聴が有名ですが、双極性障害など他の原因で出ることもあります。
「幻聴が出る精神疾患5つ」につき、精神科医が要点を約8分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。
(1)はじめに
精神疾患セルフチェック。今回は「幻聴が出る精神疾患5つ」をやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
幻聴は「実際にはない音や声が聞こえると感じる現象」です。
統合失調症の幻聴が有名ですが、他の精神疾患で出ることもあります。
今回は「幻聴が出る精神疾患5つ」。
(2)幻聴とは?
幻聴は「実際にはない音や声が聞こえること」。
<幻聴とは>
幻聴は、実際にはない音や声が聞こえると感じることです。
声のほか、音・音楽・考えなとさまざまな形で出ることがあります。
特に幻聴の命令に従う時や、巻き込まれる時に注意が必要です。
<幻聴の例>
①対話性幻聴
自分のことを話したり、うわさするような幻聴で、悪口のことも多いです。
②命令幻聴
何かをするように命令するタイプの幻聴で、巻き込まれると危険があります。
③注釈幻聴・思考化声
自分の行動や考えなどを話すようなタイプの幻聴です。
<特に注意が必要な幻聴>
まずは「音や影響が強い幻聴」精神的不安定になることがあります。
また「悪口などの幻聴」やはり精神的に不安定なことがあります。
そして一番注意が必要なのが「命令性幻聴」に従って行動してしまうことで、リスクが高くなります。
<幻聴の対策>
まずは「精神疾患の治療」で改善を見込むところがあります。
それでも残る場合は、体調を回復させると幻聴が減る場合があります。
なおも残る場合は、幻聴か本当の音や声かを「見分けて、幻聴であればなるべく受け流す」ことが対策です。
(3)幻聴が出る精神疾患5つ
「統合失調症のほか、さまざまな原因で」出ます。
①統合失調症
「さまざまな形の幻聴」が出ます。
<統合失調症>
統合失調症は、悪化した時に幻聴や妄想などが目立つ精神疾患です。
急性期で幻聴が強まって混乱に至ることが多くあります。
治療によって改善しますが、改善後も一部幻聴が残ることがあります。
<統合失調症の代表的な幻聴の例>
まずは「対話性の幻聴」、自分の噂や悪口を言う幻聴が目立つことがあります。
続いて「命令幻聴」重症だと指示に従ってしまうこともあるので注意が必要です。
3つ目が「考想化声」考えていることが声になることが時に目立ちます。
<統合失調症の幻聴の特徴>
まずは「長く続く」症状がよくなっても続くことも多いです。
そして「妄想などと連動しやすい」幻聴が強くなった結果、妄想も強くなって混乱することがあります。
そして「治療後も残ることが多い」慢性化しやすいです。
<治療と対策>
まずは統合失調症の治療、抗精神病薬などで治療することが大事です。
そして幻聴が残る場合は、「行動化や巻き込まれをまず防ぐ」ことが非常に大事です。
その上で幻聴か幻聴でないかを見分ける練習をして、なるべく「受け流す」ことで影響を減らしていきます。
②うつ病
「重症になると、幻聴が出ることも」あります。
<うつ病>
うつ病は、落ち込みなど「うつ症状」が続く脳の不調です。
重度の時は自己否定的な幻聴が聞こえることもあります。
これは非常に影響は強いですが、治療すると改善を見込めるものでもあります。
<うつ病の幻聴の例>
まずは「自己否定的な幻聴」が出ることがあります。
そして「否定的な考えが声になる」こともあります。
注意が必要なのが、いわゆる「命令性の幻聴」で巻き込まれるとリスクが高くなります。
<治療と対策>
まずは「うつ病の治療をしっかり行う」ことが大事です。
そして病状が改善すると消えることが大半です。
ただ、幻聴が聞こえるほどのうつ病は重度のことが多いため、改善するために入院が必要なこともあります。
③双極性障害
「躁状態から幻聴が出ることも」あります。
<双極性障害>
双極性障害は、「うつ」とその逆の「躁」が周期的に繰り返す脳の不調です。
重度のうつの時にも幻聴が出ますが、もう一方の「躁状態」の時にも幻聴が出ることがあります。
<双極性障害の幻聴>
うつ状態ではうつ病同様、自己否定的な幻聴が出ることがあります。
躁状態で自分を褒め過ぎるような幻聴が出ることがあります。
どちらの場合でも「命令幻聴」も出ることがあり巻き込まれると危険があるため注意を要します。
<治療と対策>
基本的には気分安定薬を使うなど、双極性障害の標準的な治療をしていきます。
症状が改善すると、幻聴も消えることが大半です。
ただ、幻聴が出るほどの躁もうつも重度ですので、時に改善するために入院を要することがあります。
④解離性障害
「解離症状」の一つで幻聴が出ます。
<解離性障害>
解離性障害は、強いストレス等で引き起こされるさまざまな症状や病態です。
「健忘」忘れてしまうことだったり、「離人感」自分が自分でない感覚など、さまざまな症状が出ることがあります。
こういった中で幻聴が出ることもあります。
<解離性障害の幻聴の例>
まずは「考えや感情が反映された」幻聴が出ることがあります。
その中で「別人格の声のこともある」とされています。
そして「過去の嫌なことと関連しての幻聴」が少なからずあると言われます。
<治療と対策>
まずは「圧倒されないような安全な環境」をつくることが大事とされます。
「解離性障害」に特異的な薬はないので、生活の中で徐々に改善を待っていくことになります。
そして、幻聴に関しては、なるべく距離をとって巻き込まれを防ぐことが大事です。
⑤アルコール依存症
「離脱症状で幻覚が生じることが」あります。
<アルコール依存症>
アルコール依存症は、「アルコール」に依存して、心身の症状が強く出る疾患です。
その中で急にアルコールをやめると「離脱症状」が心身に出ることがあります。
この離脱症状では心身さまざまに症状が出ますが、そのなかで幻聴が出ることもあります。
<アルコール依存症の幻聴の例>
基本的には、自分を攻撃するようなタイプが多いとされます。
一方で、実際にないものが見える「幻視」の方が、よりアルコール依存症では出やすいとされます。
そして、両者が合併して強い混乱を引き起こすこともあるとされます。
<治療と対策>
基本的に「専門家による専門的な治療」を行うことが大事です。
この離脱症状に関しても、これを防ぐために抗不安薬をうまく使うなど、専門的な対策をとる必要があります。
そして、入院して身体の管理をしながら離脱症状も防ぎつつ「断酒」を行うことも時にあります。
(4)まとめ
今回は精神疾患セルフチェック「幻聴が出る精神疾患5つ」を見てきました。
「幻聴」は実際にない音や声が聞こえる現象で、主に次の5つの精神疾患で生じることがあります。
①統合失調症
②うつ病
③双極性障害
④解離性障害
⑤アルコール依存症
原因となる精神疾患の治療で改善を図りますが、幻聴が残る場合は「距離をとって受け流す」ことが対策の基本です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
#幻聴 #精神疾患 #統合失調症 #うつ病 #双極性障害
【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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