ベンチャーズの「フィア」をオリジナルと聴き比べてみる
Автор: asuven 2000
Загружено: 2025-10-02
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①ベンチャーズの「フィア」(1964年1月発売のアルバム「ベンチャーズ・イン・スぺース」より)0:00~
②ハリー・ルービン楽団の「ワン・ステップ・ビヨンド・のテーマ」(1959年11月発売の「ワン・ステップ・ビヨンド・オリジナル・サウンドトラック」より)2:20~
宇宙空間の神秘性をテーマにしたベンチャーズの名盤「ベンチャーズ・イン・スペース」(邦題:ベンチャーズ宇宙に行く)は1964年1月にリリースされた彼らの14枚目のアルバムです。このアルバムには当時放送されていたSFテレビ・ドラマ関連の曲が3曲収録されています。その3曲とは「アウト・オブ・リミッツ」と「トワイライト・ゾーン」、そして「フィア」です。このうち、「アウト・オブ・リミッツ」は「アウター・リミッツ」というドラマのタイトルにヒントを得たもの。「トワイライト・ゾーン」は日本でも「ミステリー・ゾーン」の邦題で放送されていたドラマのテーマソングのカバーです。そして、「フィア」(fear=恐怖)という曲は1959年~1961年にアメリカABCネットワークで放送されたテレビ・ドラマ「ワン・ステップ・ビヨンド」のテーマソングでした。日本でも日本テレビ系で「世にも不思議な物語」として放送されたので覚えている方も多いでしょう。そのタイトルどおり未知なるものへの「恐怖」や「恐れ」をイメージさせる不気味な曲です。
この曲を作曲したのは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したこともあるハリー・ルービンというクラシック畑出身の作曲家ですが、彼はエルマー・バーンスタインやジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズと同じように映画ではなくテレビで大ブレイクした作曲家の一人として知られ、テレビの「ワン・ステップ・ビヨンド」では音楽監督も務めています。番組の内容がオカルトや超自然現象をテーマにしたものだったので、彼は “トラクトネン” や “トラウトニウム” という電子楽器を駆使してドラマの内容を盛り上げる効果的なサウンドを生み出しました。
ベンチャーズはこの曲を「アウト・オブ・リミッツ」「トワイライト・ゾーン」「サテライトの戦い」とともに前年の1963年11月にレコーディングしていますが、このセッションにベンチャーズのメンバーとして参加したのはリズムギターのドン・ウィルソンだけでした。他はリードギターのビリー・ストレンジを筆頭に、ロイ・ランハム(セカンドギター)、デビッド・ゲイツ(ベース)、レオン・ラッセル(オルガン)、レッド・ローズ(スティールギター)、ジュリアス・ウェクター(パーカッション)といった “レッキング・クルー” の精鋭メンバーで固められていました。特筆すべきはアルバム「イン・スペース」ではほぼすべての曲でメル・テイラーの力強いドラミングが前面に押し出されている印象ですが、この曲だけはドラムなしでの演奏となっている点です。
曲はオルガンの不気味な旋律で始まり、単調なベースのリフをバックにディレイを効かせたリードギターと薄くリバーブがかかったセカンドギターのアルペジオが続きます。さらにスティールギターが震える音でオブリガートを被せ、後半はオルガンとリードギターがユニゾンで未知の空間を浮遊するようなミステリアスなメロディを奏でています。ドンのコード・バッキングは最初から最後までうっすらとしか聞こえず、ドラムも入らないので盛り上がりに欠ける感は否めませんが、オーケストラによる原曲の幻想的な曲調をギターとオルガンで再現するというチャレンジングな試みは十分に成功を収めていると言ってもいいでしょう。
#TheVentures #Fear #OneStepBeyond
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