WS抽象と概念形成の哲学史 第一回 酒井健太朗「アリストテレスの抽象理論の射程」
Автор: 哲学オンラインセミナー
Загружено: 2020-06-22
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日時:2020年6月21日(日) 15:00 -17:00
企画:ワークショップ「抽象と概念形成の哲学史 ──古代から現代へ──」(日本哲学会共催・連続講演)
オーガナイザー:池田真治(富山大学)
企画概要:本ワークショップは、日本哲学会と哲学オンラインセミナーの共催企画であり、第79回日本哲学会大会で開催予定だった公募ワークショップ「抽象と概念形成の哲学史──古代から現代へ──」を代替開催するものです。月1回ほどの連続公演として開催予定です。第一回となる今回は、酒井健太朗氏がアリストテレスの抽象の理論について講演を行います。
講演者:酒井健太朗(環太平洋大学)
タイトル:アリストテレスの抽象理論の射程
要旨:本稿の目的はアリストテレスの抽象理論の射程を探ることである。彼のこの理論に向けられる多種多様な批判のうち、エルンスト・カッシーラーによるものは最も重要であると考えられる。カッシーラーは『実体概念と関数概念』において、アリストテレスの抽象理論が(1)論理学は実体を代表とする道具立てを持つ形而上学によって基礎づけられている、(2)重要な関係カテゴリーに低い位置づけしか与えていない、(3)実際の学問と,特に数学との折り合いが悪い、という3つの問題を有することを示した。本稿は先の目的を達成するため、これらの問題のうちの(2)へは踏み込まず、(3)に応答することを通じてアリストテレスを擁護し、結果として(1)のような「素朴」な学問観の可能性を担保するという戦略を採る。具体的には、アリストテレスの抽象理論やそれに類似する帰納理論の内実について確認した後に、両理論の差異を明確化し、そのうえで、カッシーラーのアリストテレス批判が妥当なものではないことを示す。
ポスター:https://drive.google.com/file/d/1u3tz...
公開範囲:open
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