「成人の日」式典で“ママ振り”着る人続出 着付けの3割に上る店も 費用も抑えられるがそれぞれに思いが…
Автор: CBCニュース【CBCテレビ公式】
Загружено: 2025-01-13
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13日は成人の日。この連休は各地で二十歳を祝う式典が行われました。(出席者)
「最高です!みんなかわいくなっている」
「5年ぶりです」
遠隔地から帰省する人のことを考えて、成人の日の前日に開催です。参加した人は約520人。(出席者)
「二十歳として大人の自覚を持って、社会の一員として貢献していきたい」
この式典から6時間ほど前の午前4時。地元の貸衣装店は大忙しでした。
眠い中、“ママ振り”の着付けが始まる
(新度結葵乃さん)
「眠いです。頑張ります」
1月が20歳の誕生日の新度結葵乃さん。着付けを頼んだこの赤い振り袖は…(新度結葵乃さん)
「(この振り袖を)おばあちゃんが着て、お母さんが着た」
お下がりの振り袖は通称“ママ振り”と呼ばれますが、この店では着付けの約3割にのぼるといいます。ヘアメイクも合わせて着付け料金は約3万円。“ママ振り”は、レンタル衣装の半分以下の料金におさえることができるそうです。(松浦衣裳店 松浦翔悟さん)
「(着物の)職人が少しずつ減ってきて、着物の価値も上がってきた。(振り袖を)買う人は少ないと思う。(多いのは)レンタルとママ振り」
結葵乃さんと一緒に着付けを頼んでいた双子の妹・柚来さんは、親戚の振り袖を着て、晴れの式典に!お互いの振り袖姿は…(双子)
「かわいいと思います(笑)」
(新度結葵乃さん)
「デザインも昔ながらで、それもいいなと思って」
ママ振りを着付けてもらった人は、他にも…
高校3年から髪を伸ばして、ママ振りにあう髪型に!
(友田美聖さん)
「すごくすてきな着物だったので、私も着たいなと思った」
友田さんの母・祥子さんが20歳の時に撮影した写真がこちらです。(母・祥子さん)
「20歳の時に着ました。成人式の時に。うれしいです。同じもの着ることができて」
友田さんの“こだわり”は、他にも…
(友田美聖さん)
「高校3年の夏くらいから(髪を)伸ばして、腰くらいまでありました。終わったらバッサリと(切る)」自分の髪の毛だけでヘアアレンジです。ヘアピースなど一切使いません。母の振り袖にあうアレンジにこだわったということです。
また流行は、根強い人気の金箔を使ったアレンジの他に、ゴージャス感を演出できるカチューシャだということです。
叔母が42年前に着た“ピンクの振袖”
(平岡紗英さん)
「すごくかわいい」
平岡さんが着付けてもらったのは、叔母が42年前に着たピンクの振り袖。見守るのは母・智子さんです。(母・智子さん)
「すごい、びっくり。馬子にも衣装です。古さを感じない飾りが今風で。紫にして良かったね。似合う似合う」
平岡さんはこれまで「お母さん、どっちがいいと思う?」といつも顔色をうかがっていたというですが、今回は振り袖もヘアアレンジも全て自分の意思で決めました。(平岡紗英さん)
「最初、髪色を反対された。どうですか?」
(母・智子さん)
「黒い方がいいかなと思った。似合いますね。口出ししないようにします」
そして…
叔母の家へ「涙が出る。親でもないのに」
無事に式典は行われ、平岡さん親子が向かったのは、振袖を貸してくれた叔母の家。(叔母・安井直子さん)
「おめでとう。かわいい。良かった。42年前に着ていた。自分の娘も着て、彼女が着てくれて感無量です」(平岡紗英さん)
「こんなすてきな着物を着せてもらってありがとうございます」
(叔母・安井直子さん)
「もう涙が出る。親でもないのに」(母・智子さん)
「本当に涙ぐみますね。一人で育てたから、最初引っ越しとかつらい思いをさせて。13日の晴れの姿を見たら全部忘れました」
(平岡紗英さん)
「二十歳まで育ててくれて“ありがとう”という思い」
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