【関西支所】タケのタネ 実生苗から竹になれた?
Автор: 森林総研チャンネル
Загружено: 2023-09-06
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2021年7月、その66年前にタネを蒔いて栽培されたモウソウチク林が一斉開花しました。
その後に実ったタネを採取して再び蒔き、タネから発芽した苗(実生苗(みしょうなえ))の栽培試験に取り組んでいます。
タケは地下茎を拡げ、そこからタケノコを出して増えていきます。
そして、ハチクやマダケの場合には、120年に一度、竹林で一斉に花を咲かせ(開花)、親のタケは枯れて子どもが新たに育ちます。
しかし、モウソウチクの一斉開花は通常の竹林ではこれまでに記録にありません。
竹林の中の数本~数十本だけが部分的に開花・結実することはあります。しかし、そのタネが自然に育って新しい竹林となった記録もありません。
タネは、ネズミなどに食べられてしまったり、芽が出ても親の世代のタケや他の植物との競争に負けて枯れてしまったりして、大きな竹になるまで育たなかったからだと考えられています。
子どもを作らずに生き続けるモウソウチク。不思議な植物ですね。
部分的に開花・結実した際のタネを採取して、苗畑のような人工的な環境で栽培すれば、モウソウチクの実生苗は大きく成長して竹林となります。そのような竹林では、これまでに4例ほど一斉開花が記録されています。今回、2021年の一斉開花はその貴重な1例です。そして今度は、そこで実ったタネから実生苗を育てる栽培試験を始めました。
このように、モウソウチクの実生苗は、通常の竹林で見つけることは極めて難しく、またわざわざタネを採取して栽培することも通常は行わないので、なかなか見つけられるものではありません。
そこで、栽培試験で育てている実生苗を連続撮影し、早送り再生して成長の様子を見てみることにしました。
タケノコの成長はとても速く、1日に100cm以上伸びたという記録もあります。
さて、タネから育てたこの実生苗はどれくらい伸びたでしょうか?
<関連サイト>
K Kobayashi, N Nishiyama, H Kashiwagi and S Shibata (2022)
Mass-flowering of cultivated Moso bamboo, Phyllostachys edulis
(Poaceae) after more than a half-century of vegetative
growth(モウソウチク(イネ科)が半世紀以上の栄養成長期を経て一斉開花した),
Journal of Japanese Botany 97(3):145-155.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/...
「1950年代にタネから育てられたモウソウチクがついに一斉開花しました」小林慧人
京都大学フィールド科学教育研究センター 上賀茂試験地 研究紹介
2023年2月10日掲載
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/kamiga...
広がる竹林をどうしよう?という時に 放置竹林の把握と効率的な駆除技術
https://www.ffpri.affrc.go.jp/fsm/res...
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