色街 端に残る記憶/遊里 柳井 徳山(山口県)
Автор: 集落町並みWalker /Walk around Japan
Загружено: 2025-12-12
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Traces of a Red-light District on the Town’s Edge/ Walk around the nightlife districts, Yanai Tokuyama(Yamaguchi Prefecture)
柳井
白壁の町並みで知られる柳井は、江戸期に商業港町として栄えた後、明治以降は新たな繁華街が形成された。その一角に生まれたのが、遊里としての「新天地」や「天神」である。新天地は、柳井駅の南東、中心市街の端に位置し、大正末から昭和初期にかけて形成された遊興街であった。戦前は料亭や待合、芸妓屋が軒を連ね、柳井川沿いの堀端通りには花街の情緒が漂っていたという。戦後は赤線指定を受け、カフェー建築や小料理屋が並ぶ歓楽街として再生し、近くには映画館も建ち、庶民の娯楽の中心として賑わいをみせた。やがて時代の流れとともに衰退し、いまでは数軒の古い建物がその名残をとどめるのみである。隣接する「天神町」もまた、戦前から戦後にかけての遊里的性格を帯びた地域であり、柳井の花街文化を支えた場所のひとつであった。柳井の白壁の町並みが商家の歴史を伝えるのに対し、新天地・天神は庶民の歓楽と夜の文化を映す、もう一つの町の記憶といえる。現在、この一帯を歩くと、赤線期のカフェー建築の面影を残す建物や、かつての映画館跡が点在する。繁華の余韻をとどめる静かな路地は、柳井という町の「光」と「影」の両面を感じさせる貴重な都市遺構である。
徳山
徳山市街の中心部、銀南街の南側に位置する柳町は、かつて周南地域随一の遊里として知られた場所である。明治期から昭和初期にかけて料亭や待合、芸妓屋が軒を連ね、戦後は赤線区域として指定され、多くのカフェーや小料理屋が立ち並んだ。戦後復興とともに歓楽街として再び賑わいを見せ、銀南街の商業地とともに徳山の夜を象徴する一帯となった。現在も、かつての妓楼もしくは料亭であったと思われる伝統的な木造建物を利用したスナックやラウンジが点在しており、その佇まいが往時の雰囲気を伝えている。木格子の窓や数寄屋風の意匠を残す建物も見られ、現代的な店舗看板との対比が独特の風情を醸し出す。かつての歓楽と社交の舞台が、いまは静かな酒場街として時の層を重ねている。徳山の柳町は、戦後都市の変遷の中で形を変えながらも、遊里文化の記憶を現代にとどめる貴重な都市景観である。
集落町並みWalker
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