大阪の街明かりを背に光を放つ万博会場(13日、大阪市此花区で、読売ヘリから)=原田拓未撮影
Автор: YAHOO
Загружено: 2025-03-22
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大阪の街明かりを背に光を放つ万博会場(13日、大阪市此花区で、読売ヘリから)=原田拓未撮影
大阪・関西万博の開幕が近づく中、大阪でホテルの需給が(ひっぱく)している。訪日客の客足が急回復したところに人手不足が重なり、各ホテルは客室の供給数を簡単に増やせない事情もある。万博会期中では、行楽シーズンなどに予約が取りにくい状況も生まれそうだ。(経済部 佐藤一輝)
ほぼ満室
大阪・梅田の大型ホテル「&リゾート<大阪梅田駅タワー>」。客室数は約1700室に上るが、昨年12月~今年2月の平均稼働率は「ほぼ満室」の約100%となった。
コロナ禍で落ち込んだ訪日客の需要は、円安を追い風に全国的に急回復しており、大阪はその中でも特に人気のエリアだ。
観光庁の調査では、大阪府のの稼働率は昨年12月時点で80%に達しており、東京都(78%)や福岡県(75・2%)を上回り、全国トップとなっている。アパグループの担当者は、「訪日客の需要は大きく復調しており、万博の会期中はさらに需要が高まるだろう」と話す。
高い需要を背景に、大阪のホテル料金は高騰している。米不動産データ分析大手コスター・グループ傘下「STR」の調査によると、大阪府内のホテルの2024年の平均客室単価は1万9569円と、21年の2倍以上となった。
人手不足
万博は4月13日に開幕する予定で、ホテルの需給逼迫に拍車をかけそうだ。大型連休中などでは、希望する宿泊施設の予約が取れないことが見込まれる。
によると、運営する宿泊予約サイト「net」では、万博会期中の大阪府の予約数は、1月時点ですでに前年同期の2倍を超えている。
新規ホテルの開業も進んできているが、各運営会社は客室の供給数を簡単には増やせない状況だ。働き手が不足していることが主な要因で、コロナ禍で従業員を大幅に減らした施設では、全ての客室を稼働させることができないケースもあるという。
また、万博を大きな商機だとにらみ、客室の予約枠を「出し惜しみ」している実態もある。大手ホテルの関係者は「今は一部の部屋だけを提供し、他社の動向を見極めている。万博の人気次第では宿泊料をさらに引き上げられる」と明かす。
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