とうめい人間
Автор: flandria
Загружено: 2025-12-10
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通りの向こうで誰かが笑っている
まるで幸福が安売りでも始まったかのように
ああ でもわたしの懐には
小銭どころか希望すら入っていない
“少しは前向きに”なんて紙切れは
昨日のゴミと一緒に捨ててしまった
夜風が教えてくれた
「君のための祝福なんて予定されていない」と
親切に、そして残酷に
だからわたしは歩く
世界の端っこをこぼれ落ちないように
誰かのために輝くことはできないが
少なくとも、静かに腐ることならできる
ああ これが人生なら
きっと説明書は最初から欠品だったんだ
期待されるのが苦手で
無視されるのが得意になってしまった
まるで透明人間の練習を
人生かけてしているみたいだ
でも誰も褒めやしない
わたしが上手く消えていたとしても
胸の奥で沈む音がした
希望がまたひとつ脱走したらしい
戻ってくる気配もないまま
だから目をそらす
真っ直ぐ見れば悲しみがこぼれるから
誰かに触れようとするたび
自分の冷たさが指先に痛い
ああ 本当は知っている
わたしはきっと最初から
間違った季節に生まれたのだと
もしも願えるなら
「愛されたい」より
「忘れられる痛みを少し鈍く」してほしい
それだけで十分に救いだ
さあ 世界よ続け
わたしを気にする必要なんてない
君らの華やかな毎日の端で
わたしは今日も静かにひび割れていく
それでも歌う
誰にも届きはしない声で
“こんな僕を許さなくていい”と
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