WASEDA BEAR ワセダベア 弘兼憲史 2025/12/14

✦早稲田大学の公式マスコットキャラクターである「ワセダベア」（WASEDA BEAR）についてですね！
主な情報は以下の通りです。
誕生：2000年10月
元々は、早稲田大学の創立125周年（2007年）を記念して誕生したキャラクターです。
デザイン：早稲田大学OBである漫画家の弘兼憲史（ひろかね けんし）氏によるデザインです。
弘兼憲史氏は、『島耕作シリーズ』などで知られています。
特徴：
憎めないとぼけた表情と、愛くるしい外見が特徴で、学内外問わず人気があります。
ぬいぐるみや様々なグッズが販売されており、LINEスタンプも出ています。
卒業式などの記念撮影イベントにも登場するなど、大学の様々な場面で活躍しています。
活躍の場：
スポーツベアシリーズや干支ベアシリーズなど、様々なバリエーションで登場し、活躍の場を広げています。
大学の歴史館やスポーツミュージアムなどのPR活動にも一役買っています。
早稲田大学の「顔」として、学生や卒業生に広く愛されているキャラクターです。
ワセダベアのグッズや、最近の活動についてさらに知りたいことはありますか？

✦早稲田大学のキャラクター「ワセダベア」の生みの親である弘兼憲史（ひろかね けんし）氏は、日本の漫画界を代表する人気作家の一人です。
主な情報と代表作は以下の通りです。
🧑‍🎨 弘兼憲史氏のプロフィールと経歴
| 生年月日 | 1947年9月9日（山口県岩国市出身） |
| 学歴 | 早稲田大学法学部 卒業 |
| 前職 | 松下電器産業（現：パナソニック）勤務を経て漫画家へ |
| デビュー | 1974年『風薫る』で漫画家デビュー |
| 受賞歴 | 1987年：講談社漫画賞一般部門（『課長 島耕作』）
1983年：小学館漫画賞一般向け部門（『人間交差点』）
2003年：日本漫画家協会賞大賞（『黄昏流星群』）
2007年：紫綬褒章 受章 |
| その他 | 妻は同じく漫画家の柴門ふみ氏（『東京ラブストーリー』など） |
📚 代表的な作品シリーズ
弘兼氏の作品は、現代社会を舞台に、ビジネスマンの出世や中高年の恋愛、人間模様などをリアルに描き出すのが特徴です。
『島耕作』シリーズ
日本のビジネスマン漫画の金字塔とされる代表作。主人公・島耕作の係長時代から社長、会長、相談役と、会社の役職とともに物語が展開していくライフワークです。
『黄昏流星群（たそがれりゅうせいぐん）』
中高年の男女の恋愛や生き方をテーマにした作品。大人の読者層から高い支持を集めています。
『人間交差点（ヒューマンスクランブル）』
雁屋哲氏とのタッグで、様々な人々の人生が交差するオムニバス形式の人間ドラマを描いています。
『ハロー張りネズミ』
探偵事務所を舞台にしたコミカルな探偵漫画です。
ワセダベアのデザインは、弘兼氏の早稲田大学OBとしての縁から実現したものです。
弘兼氏の作品について、さらに詳しく知りたい作品やテーマはありますか？


✦『島耕作』シリーズは、主人公・島耕作の昇進に合わせてタイトルが変わっていくのが特徴で、日本の経済と社会の変遷を描いた大河ドラマです。
全巻通してのあらすじと、完全ネタバレを含んだ結末までを、昇進順に解説します。
👔 島耕作シリーズ 全巻通しのあらすじと結末（完全ネタバレ）
島耕作は、大手電機メーカー「初芝電産」（後に「テコット」に社名変更）に入社し、エリートコースを歩みながらも、組織の権力闘争や社会の波に揉まれ、時には運と実力、そして多くの女性との関係を糧にトップに上り詰めます。

1. 課長 島耕作（1983年〜）
時期: 1980年代のバブル景気前後。
あらすじ: 30代前半の島耕作は、初芝電産宣伝部課長として登場。仕事で実力を発揮する一方で、多くの女性と関係を持ち、当時のサラリーマンの理想像を体現します。社内の派閥争いに巻き込まれ、左遷や海外赴任を経験しますが、その都度、仕事での成功と人脈を武器に切り抜けます。

2. 部長 島耕作（1990年〜）
時期: バブル崩壊後の日本。
あらすじ: 部長に昇進した島は、中国・上海やアメリカ・サンフランシスコへの駐在を通じて、グローバルビジネスの最前線で活躍します。
社内では取締役候補として注目されますが、派閥のトップであった中沢部長の死などを経て、派閥に依存しない独自路線を歩み始めます。

3. 取締役 島耕作（1992年〜）
時期: 1990年代半ば、日本の失われた10年。
あらすじ: 40代半ばで取締役に昇進。リストラや企業買収（M&A）といった当時の経済問題を背景に、経営層としての判断を求められます。
会長・社長の椅子を巡る激しい社内政治に巻き込まれつつ、自分の信念に基づいた行動を取ることで、より高い地位へと進んでいきます。

4. 常務 島耕作（1994年〜）
時期: 1990年代後半。
あらすじ: 常務として、初芝電産の経営の中枢に入り込みます。大企業病の克服や、新興勢力との競争、日本の電機産業全体の地盤沈下といったテーマと向き合います。
この頃から、島個人の恋愛要素よりも、企業経営や経済情勢の描写が中心となっていきます。

5. 専務 島耕作（1998年〜）
時期: 2000年代初頭。
あらすじ: 専務に昇進。初芝電産の業績低迷が深刻化し、島の責任も重くなります。大規模な組織改革や、海外企業との複雑な提携交渉など、日本経済の再生に向けた大胆な施策を講じます。

6. 社長 島耕作（2005年〜）
時期: 2000年代半ばから2010年代初頭。
あらすじ: 50代後半でついに社長に就任。長年のライバル会社との合併を主導し、社名を「テコット」に変更します。
国際的な企業買収や、他国の巨大企業との競争、政界をも巻き込んだ大型プロジェクトの推進など、日本経済全体を牽引するリーダーとして奮闘します。この時期、前妻・典子との関係にも変化が見られます。

7. 会長 島耕作（2013年〜）
時期: 2010年代半ば。
あらすじ: 会長に就任。社長職を若い世代に譲り、自らはテコットの精神的支柱となり、長期的なビジョンを描く立場になります。政府や財界の重鎮として、日本のエネルギー問題や社会保障制度改革など、より大きなスケールの問題に関与していきます。

8. 相談役 島耕作（2019年〜）
時期: 2020年代初頭。
あらすじ: 相談役となり、第一線の経営からは退きますが、テコット内外の重要事項で「フィクサー」的な役割を果たします。引退後を見据えつつ、これまでの人脈と経験を活かして、若手経営者への助言や、社会貢献活動にも携わります。

9. 社外取締役 島耕作（2022年〜）
時期: 2020年代半ば。
あらすじ: 相談役の立場からも退き、企業統治を担う社外取締役としてテコットに関わり続けます。同時に、日本を代表する財界人として、国家レベルの課題解決に尽力します。
結末（最新シリーズ）: 🇮🇹 万感の想い
現在連載中の『社外取締役 島耕作』が、事実上の最終章となっています。
島耕作は、テコットの経営の第一線から完全に退き、財界の重鎮として活動します。
物語の最終盤、島は長年のパートナーである大町久美子（元歌手で、長年の交際相手）と結婚します。
そして、75歳になった島は、長年の功績により日本政府から勲章を授与されます。
最終的に、島は妻の久美子とともに、イタリアに移住。引退生活を送りながら、これまでの激動の人生を振り返り、静かに余生を過ごすところで物語は幕を閉じます。
シリーズは、一人のサラリーマンが、昭和・平成・令和の時代を駆け抜け、日本のトップ企業、さらには財界の頂点に上り詰め、最終的には自らの人生の終着点を見つけるという、壮大なスケールで完結を迎えることになります。