フルート解説動画！④トリルや替え指の解説

今日は解説動画第4弾の、トリルや変え指の運指について解説していきたいと思います。
フルートのトリルについては、通常の運指で隣の音との行き来をすればいいものも多いのですが、一部難しいものや、間違えやすいものがあるのでそちらをピックアップしていきたいと思います。今日は前半で難しい、間違えやすいトリルの運指、動画の後半では便利な変え指について解説していきたいと思います。

今日解説するのは、３オクターブ目のG-Aトリル、そしてA-H(B)トリル（需要あるかわからいけど..笑）、そして実は間違えやすい、２オクターブ目と３オクターブ目のC-Dトリルの違いについてです。

まずは、息のスピードが必要または運指が厄介なG-Aトリルについてです。

G-Aトリルはオーケストラではドヴォルザークの新世界で使用されることで有名ですが、他の作品でも取り上げられることがあります。実はこのG-Aトリルは昔のモデルのフルート（ハンミッヒ、メナート等）についていたようなG-Aトリル キイというものがあると容易にできるようなのですが、現代のフルートではまずうまく演奏することは難しく、特別にオプションとしてG-Aトリル ができるような仕様に楽器を作る必要があります。（ただし、よく名前を聞くEメカニズム同様、オプションをつけすぎると値も張りますし、楽器自体がメカの重さで重くなり持ちにくくなってしまう、また一部の音程のバランスをとるのが難しくなる場合があるので、必ずしもオススメはできません）

そこで、使える変え指をまずは３種類紹介します。それぞれいい点と悪い点があるので取り入れる場所ごとに考えてみてください。

そして、A-Hトリル 。こちらも難しいパターンですが特殊なレパートリーでは出てくることがあります。

最後に、２オクターブ目と３オクターブ目のC-Dトリルの違い。実は、２オクターブ目は左側のトリル キイ、３オクターブ目は右側のトリル キイを使用します。間違えやすいのですが、実は音色や音程が結構異なります！


ここからは、動画の後半で音程や音色を補正するために便利な替え指についてです。私がよく使用するのは、音が開きやすく、音程も高くなりやすい２オクターブ目のC,C♯等に使える替え指と音程のコントロールが難しい３オクターブ目のE,F♯,A♭、そして実は全ての音域で低くなりやすいAの替え指です。






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Hana Sasaki
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