“オトク”に殺到…マグロ安くできる理由 高齢者も厳しさ痛感「物価高」年の瀬に密着【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年12月23日)
Автор: ANNnewsCH
Загружено: 2025-12-22
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「ハマのアメ横」と呼ばれる、年末には10万人以上の人が集まるという横浜の商店街です。食材や生活必需品などの物価の高騰が続く中で、皆さん工夫して節約しています。
■止まらぬ物価高の中の年末
クリスマスが迫った週末。悪天候にも負けず、ツリーを取り囲むように人が埋め尽くし、地面が見えないほどになっていました。
夜の街を幻想的な光で包み込み、訪れた人を魅了するイルミネーション。頭の片隅には…。
5人家族
「無料なので、入場料が。いいですよね」
「極力(お金が)かからないように考えています」
「5人家族なので、やっぱり」
止まらぬ物価高の中迎えた年末シーズン。お得な買い物ができる「プレミアム商品券」に長蛇の列。人気の格安商店街も活気であふれています。
一方で、年金では足りず、現役で働く87歳の介護ヘルパーの女性は「お金も半減しましたね。物価が上がっているのをしみじみと」と話します。
■物価高の波…それでも安くできるワケ
店員
「7000円」
「中トロ極上。7000円。極上正月用、冷凍できるよ」
年末シーズンに10万人以上の買い物客が訪れる横浜市の松原商店街。「ハマのアメ横」と呼ばれています。
活気づく店内。この場所で店舗を構えて74年の「魚幸水産」です。
客
「中トロ3000円、3つほしいんだけど」
店員
「3000円3つ、すぐやるよ。もう一丁。大サービス」
この店の名物はマグロの量り売り。正月用の中トロなど1万円分を購入した男性は、こう話します。
「ここの魚屋さんはいつも安いので。色んなお魚が新鮮なんで。スーパーでこのマグロは買えません。ここのマグロは家帰って冷凍してもおいしいので、1回冷凍してとっておきます」
クリスマス・正月用のマグロを購入
「お正月とクリスマス用で合わせて1万5000円くらい」
「(Q.普通この量で、この値段?)買えないと思います」
「(Q.物価高でも?)(お店が)頑張ってくれてるのを感じます。良いものは安く、おいしく食べられるものは。他で調整して、ここは惜しみなく買って」
この時期人気が高まるマグロにも、物価高の波が…。
「(マグロの価格が)平均上がっていますよね。15%くらい」と話す魚幸水産の茂田井幸弘社長。
「これだけのお客さんがいて、期待して買い物に来て裏切るのは嫌だから。多少店で損したり我慢したりしながら、1年通して商売できれば良いと思う」
物価高に抗う魚幸水産。値段を抑えて売ることができるのには“ある理由”があります。
22日、静岡から届いたのは年末用のマグロおよそ160本。魚幸水産では独自のルートでマグロを調達し、仕入れコストを抑えています。そのため品質の良いマグロを割安で販売することができるといいます。
さらに20日午前3時半、日の出前に茂田井社長が向かったのは横浜市内の市場です。
「これはうちのマグロ、本マグロ。冷凍は買ったんだけど、生の(マグロ)は市場で買うんですよ」
この日は、事前に仕入れていたおよそ130キロの生の本マグロも4本届き、解体作業が行われていました。
「(Q.目当てとかあるんですか?)安いものがあったら買おうと思ってる」
ほぼ毎日、社長自ら足を運び、新鮮な魚を目利き。マグロ以外の魚も仲卸業者を通さずに卸業者から直接仕入れることができるため、中間コストをカットできます。
「(Q.きょうの仕入れは?)全般的に安く買えました。毎日新しいものを安く買って、安く売りたいじゃないですか」
仕入れたばかりの魚は、その日のうちに店頭に並べられ、次々とお客さんに買われていきました。
「『安かろうマズかろう』ではダメ、『安かろううまかろう』が良いので。お客さんが納得してくれるものを仕入れて、とりあえず利益は置いといて期待に応えるって感じかな」
■物価高に頭を悩ませつつ買い物
新鮮な食材を手ごろな価格で買うことができる「ハマのアメ横」。それでも物価高に頭を悩ませつつ買い物をする人の姿もありました。
晩酌の“あて”を買いに「魚幸水産」にやって来た夫婦。すると、妻がさっそく何かを発見。マグロの刺身でしょうか。
夫
「安いね!」
妻
「安いね」
手に取ったのは、およそ500グラム入った「加熱用のマグロの切り落とし」。そのお値段は…。
妻
「あれだけ入って500円」
「(Q.お買い得?)絶対安い。加熱用だけど、ちょっとあぶってしょうゆをかけたらおいしいよね」
物価高でも“工夫しながらマグロを味わいたい”と即決。ただ、こんな本音も。
加熱用マグロを購入
「生のものを食べようと思ったら高い。マグロも加熱用は500円だけど、刺身は2000円するから…ぜいたく」
「(Q.本当は生マグロを食べたい?)もちろん食べたい。向こうのお魚屋さんと比較しようかな」
そこで、商店街にある別の鮮魚店に直行。果たして、刺身は買えたのでしょうか…。
妻
「くるみが350円で、めかぶが400円。お刺身はあきらめました。ちょっと高いから」
■さらに進む?物価高に不安感じる客も
21日、日曜セールを行っていた都内のスーパー。88歳の女性は、ほぼ毎日訪れては、お値打ち品を買いに来ているといいます。
女性が足を止めたのは、鮮魚コーナーです。
買い物客(88)
「アジがいいなと思って見ているんだけど。276円…アジを2匹でも買うか」
一緒に暮らす弟の分も含め、アジを2匹、かごの中へ。
「(Q.値段は1匹270円、280円くらいですが)高いね。昔アジは安かった」
「(Q.昔はいくらぐらい?)170円、180円ぐらいの感じ。アジも高級魚になっちゃいましたよ」
健康のため、肉より魚を食べるようにしているという女性。今後さらに進むかもしれない物価高に、不安を感じています。
「健康を維持するためには、あまり物価が上がると困るわね。買いたい物を買えないから」
■「おこめ券」配布決めた自治体の狙い
政府が物価高対策として推奨している「おこめ券」。埼玉県吉見町では、今回の交付金を活用したおこめ券の発送準備が始まっていました。
経費がかかりすぎるなどの理由で敬遠する自治体が多い中、いち早く配布を決めた理由は…。
神田隆吉見町長
「やはり、いち早く年末にね。物価高騰の中で、スピーディーに物を届けられたらいいかな」
吉見町民(70代)
「家庭の助けにはなるよね。年金暮らしだからさ。早く配ってもらいたいんだよ。年内にはほしいよ」
吉見町では住民一人あたり7枚、およそ3000円分を7964世帯に発送します。早ければ今週後半にも届くということです。
■プレミアム商品券に長蛇の列
一方、川崎市の商店街が県の予算で独自に進めるプレミアム商品券。
1冊1万円の商品券で1万2000円分の買い物ができます。1人で買える上限は3冊まで。そのため、販売1時間前から大行列ができました。
購入者
「本当に子どもがご飯を食べるようになってきたので。本当にこういうプレミアム商品券とか、すごく助かります」
購入者
「3万円分買ったので6000円(お得)ですね」
「(Q.6000円お得になるのどうですか?)助かりますね、本当に…。食べ物とか卵とか牛乳とか、毎日使うから値上がりしてるの感じると、つらいなと思います」
2人で4冊購入した30代夫婦の使い道は、一足早いクリスマスのディナーです。
夫
「おいしいです」
妻
「クリスマスプレゼントみたいな感じです」
4冊分を使い切り、8000円分お得にディナーを味わうことができました。
妻
「めちゃめちゃお得に楽しめました」
■おせち断念…年の瀬の現実
物価高の影響は、都内の公営団地で暮らす年金生活者にも…。
1年前に取材した介護ヘルパーの遠藤シマ子さん。87歳になり、変化がありました。
遠藤さん
「お仕事を週2日やっていたのを週1日にして、お金も半減しましたね」
慢性的なヘルパー不足から、シマ子さんは週2日、重度障害の男性を朝9時から夜9時までのおよそ12時間介護してきました。しかし「体力の限界」を感じ、今年4月から勤務を週1回に減らしました。
その影響で収入は半減。およそ20万円だった給料は10万円ほどに。年金と合わせ1カ月の生活費は20万円ほどあるものの、買い物の度に物価高をしみじみと感じているといいます。
遠藤さん
「今ちょっと買い物したって4、5000円になっちゃうじゃないですか。何買ったかしらと思うぐらい。だから、何しろ物価が上がっているのをしみじみとします」
少しでも食費を抑えようと食材は“低価格が売り”の遠くのスーパーでまとめ買い。冷凍庫には高齢者の一人暮らしとは思えない大量のアジフライやフランクフルトの袋がありました。
さらに今年は厳しくなった懐事情が原因で、“お正月の恒例”にも影響が…。
遠藤さん
「去年までは(通販で)おせちを取って、子どもたちにやったのね」
「(Q.今年、おせちは?)なし。だって(1セット)2万円もするもの」
“お正月の恒例”だった娘2人への「おせち」のプレゼントを止めることに決めました。
「(暮らしが)楽にはならないですね。年金だけじゃ、とてもダメですよね」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年12月23日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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