【足立美術館】日本一美しい庭のある美術館
Автор: まちたび
Загружено: 2025-01-08
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世界37か国に会員を持つ日本庭園の専門誌が「日本一美しい庭」として選出したのが、島根県安芸市にある足立美術館の庭園です。
絵画などの美術品と一緒に庭を見る展示室もあり、庭園を生きた絵画のように鑑賞することができます。
足立美術館は、安来市出身の実業家・足立全康氏(1899〜1990)が収集した約2000点の作品が所蔵されており、日本画・陶芸・童画などの名作の数々が展示されています。
中でも、日本画の大家、横山大観の作品は120点を数え、足立美術館を代表するコレクションになっています。
庭園づくりにも並々ならぬ情熱を注いでいた足立氏は、日本画と日本庭園の融合という非凡なコンセプトを実現しました。
美術館の総敷地面積は約16.5万平米に及び、美術館を囲んで多様な庭園が配されています。メインの庭園は「枯山水庭」。
枯山水とは水を用いないで自然の中の水の動き、すなわち山水を表現する日本庭園の様式。足立美術館の枯山水庭は、中心に立石を配し、峻厳な山に見立てた石から流れ落ちる滝水が白砂の海へと流れ込む様子を表現しています。
足立美術館の日本庭園は岩や石・水・植物などの自然の要素を使ったり、時にはすでに存在している自然の風景を「借景」として取り込むなどして、自然と調和した日本庭園をつくり出しています。
枯山水庭の他には白砂青松庭があります。これは横山大観の名作「白沙青松」(1937年作)をモチーフとしてつくられました。
なだらかな白砂の丘陵に大小さまざまな松を配し、大観が描く日本画の世界観を見事に表現しています。
館内の「生の額絵」と呼ばれるスポットも必見。窓枠が額縁の役割をして、そこから眺める庭園の景色はまるで日本画のようです。また、「生の掛軸」というスポットもあり、床の間の壁にくりぬかれた窓から、庭園の風景がまるで一幅の掛け軸のように見えます。「生の額絵」も「生の掛軸」も、庭園を絵画のように眺めるための仕掛けです。これらの風景は刻々と表情を変える生きた景色であり、訪れる度に違う表情を見せてくれます。どちらも、「庭園もまた一幅の絵画である」という足立氏の信念を実感できる人気スポットとなっています。
☆https://www.adachi-museum.or.jp/
♪In the Temple Garden-Aaron Kenny
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