高田みづえ ひとり瀬戸内
Автор: S☆J
Загружено: 2025-09-13
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日中はまだまだ暑いのであまり実感がないのですが、もう9月に入り、「ふり向けば秋」の季節なんですね。この「ひとり瀬戸内」の主人公の女の子は、夏祭りの祭り太鼓を思い出し、夏の終りの遠花火の中東京に向う彼氏を見送りながら、「あなたをもう待てません」「淋しいですね 秋ですね」と感じています。まさに「ふり向けば秋」を体現している主人公と言えますね。名曲ぞろいのアルバム『ふり向けば秋』の中にあって比較的目立たない存在の楽曲で、これまでノーマークだったというファン(自分も含めて)も多い「ひとり瀬戸内」ですが、歌の物語からすると実はアルバム『ふり向けば秋』を代表する作品だったと言えるのかも知れません。そして、まさに今の季節にピッタリの楽曲と言えますね😅
そのような、実は名アルバム『ふり向けば秋』のタイトルを体現する楽曲であったにもかかわらず、この「ひとり瀬戸内」がリアルタイムでは意外に“なじみ薄”であった理由として、この歌の変則的なリズムや「淋しいですね↗ 秋ですね↘」のように音の高低差が結構はげしくて、当時の高田みづえの中心視聴者であった中高生が鼻歌で口ずさむには難しすぎたのではないかという指摘がありますね。そのことは裏を返せば、相変わらずみづえちゃんはサラッと歌っているように聞こえますが、この難曲をサラッと歌える「高田みづえ」というシンガー(この時弱冠19歳です)のポテンシャルの高さの証明になると思います。この歌の作曲者は「ヒデとロザンナ」の出門英氏ですが、みづえちゃんの歌唱力の高さを十分承知の上でこの作品を作曲したものと思われます。というわけで、出門氏作品がみづえナンバーの中でこの「ひとり瀬戸内」1曲だけというのはいかにも“惜しい”と感じますね。そのことはこの曲が“なじみ薄”だったことの理由の一つになると思います。仮に出門氏作品があと何曲かあって「出門英シリーズ」的なラインナップがあったとしたら、それに伴って「ひとり瀬戸内」の注目度もアップしていったんじゃないでしょうか(^^;)
この曲は、ポップなメロディー(ポップな中にも祭り太鼓や祭り囃子のリズムを感じさせます)で地方ローカル色の豊かな情景を歌うという典型的な「高田みづえソング」と見なすことができますが、他の曲で歌われている「故郷」は、地名が明記されているわけではないものの、「影絵街」や「ゆれて故郷」のようにどことなく「高田みづえの故郷」を思い起こされるものであるのに対し、この曲でははっきりと高田みづえの故郷ではない「瀬戸内」という地名が明記されています。つまり他の故郷ソングは言わば「高田みづえの私小説」的なものであるのに対し、「ひとり瀬戸内」は明らかにフィクションの世界なんですよね。このことももしかしたら「ひとり瀬戸内」が今ひとつ“なじみ薄”だった理由の一つと言えるのかも知れません😭
でもまあ、大切なみづえナンバーの一つがリアルタイムで“なじみ薄”だった理由を探るなんて、あまり意味のないことです。ここでは「ひとり瀬戸内」を非常にレベルの高い印象的なみづえナンバーとして改めて鑑賞し、再評価していきたいと思っています(;^ω^)
#高田みづえ
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