保土ヶ谷二俣川線 開通 — 横浜をつなぐ新たな道 2025/11

撮影日　2025/11/21

概要
横浜市は、都市計画道路 鴨居上飯田線（本宿・二俣川地区）及び保土ヶ谷二俣川線（本宿地区）を一括して整備してきました。そのうち、保土ヶ谷二俣川線（本宿地区）の区間約400 mを含む区間が、令和7年（2025年）11月19日（水）14時30分（予定）に交通開放・供用開始されると発表されています。

開通日時・区間
開通日時：2025年11月19日（水）14時30分頃。

区間内容：
鴨居上飯田線（本宿・二俣川地区）について、駅前付近から南本宿IC方向への新設区間。
保土ヶ谷二俣川線（本宿地区）について、新設のアクセス道路、保土ヶ谷バイパス（保土ヶ谷バイパス）との接続が重要な部分。

目的と効果
交通アクセスの改善：従来、駅南口周辺から保土ヶ谷バイパスへのアクセスには住宅地を縫う狭い道路、高低差・カーブが多い道が使われており、安全面・通行性ともに課題がありました。
今回の開通によって、駅南口エリアから南本宿ICや保土ヶ谷バイパスへ直結する新たな道路ネットワークが整備され、移動時間の短縮や利便性の向上が期待されています。

災害・緊急輸送路の強化：幅員・歩道が整備されたことで、災害時や緊急輸送時の道路機能も向上するとの報道があります。

安全性の向上：歩道（両側3〜4 m）設置、幅員15～23 m、2車線構造など、歩行者・自転車利用者も意識した整備になっています。

■特徴・整備内容
幅員：標準幅員15〜23 m（2車線＋左右歩道）とされており、交通量・安全性を考慮した設計。
歩道設置：歩道幅3〜4 mを両側に設け、歩行者・自転車の通行も配慮されている。
所要期間：この道路事業は、事業認可が昭和63年（1988年）頃と長年にわたるもの。

駅前・本宿地区の地形・交通状況を考慮した整備で、二俣川駅南口入口交差点には信号設置、階段・エレベーター付き横断歩道橋も併設されています。

地域への影響・留意点
周辺自治会からは「長年要望していた」「安全性が向上する」「通勤・通学が楽になる」との声。
一方で「新たな渋滞が発生するのではないか」との懸念も出ています。道路が開通して利用が増えると、その周辺の交通量が変化するため、実運用での様子を見守る必要があります。