1999年の西区主婦殺害事件「私のせいで殺害された。裁判後に妻に謝りたい」夫・悟さんが命日で妻を思う (2025年11月14日)
Автор: 愛知のニュース【テレビ愛知 ニュース・スポーツ公式チャンネル】
Загружено: 2025-11-13
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26年前の11月13日、1人の女性が殺害されました。高羽奈美子さんは当時32歳。当時2歳の息子がいる現場で何者かに刃物で刺され、命を落としました。夫の悟さんは、事件の日が近づくと、犯人の情報提供を呼びかけていました。
そして、2025年10月31日。約26年の時を経て、被疑者は殺人罪で通常逮捕されました。愛知県警が殺人の疑いで逮捕したのは、夫の悟さんと高校時代の同級生で同じ運動部に所属していた安福久美子容疑者(69)でした。容疑者の逮捕後、妻の命日を初めて迎えた夫の悟さんにテレビ愛知にお越しいただき、現在の心境をお聞きしました。
いつもの命日よりも忙しい日々
――本日は取材にご協力いただき、誠にありがとうございます。率直に、今の心情をお聞かせください。
高羽悟さん:
「毎年、この日は朝からバタバタして、ビラ配りに行っていたので、そういったことがなくなりました。メディア取材の対応でいつもの命日よりも忙しい日々を過ごしました」
――奈美子さんの命日の前日は寝られましたか。
「一応、普段通りには寝ようと思っているんですが、ずっとメールのチェックなど自分の出た番組を見たいなと思っていますので、どうしても0時までには寝られなくて。1時ぐらいになってしまっているのが現状ですね。やっぱり朝、目が覚めると犯人の情報が入らないので、新聞を読みたいなと思ってついつい起きて、新聞を取り込んで読むという生活が続いています。
私以上に、メディアの方や刑事さんも喜んでいらっしゃって、こんな事件に携われて、みんな幸せだ、ぐらいのことをおっしゃっていただけるので。皆さん本当にね、警察の方、メディアの方にはお世話になりましたので、喜んでいただいて本当にうれしいです」
――今、奈美子さんとのどんな思い出を思い起こされますか。
高羽悟さん:
「奈美子とは社内で出会って結婚して、11歳、歳が違ったんですけど、結構、古風な女性といいますか、11歳も離れていても、価値観的には違和感がなくて、すごく家事というか料理が好きな女性でした。
事件の前の月の10月はディズニーランドに行ったり、車を買ったりですね。あとマンションの契約も10月末にはしたので、本当に本人は『今が人生で1番幸せのときかもしれない』と言っていたので、本当にかわいそうなことをしたな、と思いました」
――知り合ってからどれくらいの期間、共に過ごされたのでしょうか。
「偶然といいますか、 4年と4カ月と4日くらいです」
――改めて、奈美子さんはどんな人でしたか。
「すごく人に気を使って、自分の友だちに対して悩み事も一緒に悩んだりして、奈美子自身も胃を痛めたり。そんな形ですごく人と交わることが好きでしたし、人との関係でね、一緒に悩んであげるとか、面倒見が良かったと思います」
――思い出を振り返ると、奈美子さんと過ごした日々のことを鮮明に思い出されますか。
「そうですね。もう、写真を撮るのが大好きだったので、アルバムをコメント付きで整理して、本当に女性らしい女性だったので、はい。本当に残念ですね」
――お写真もすべてがお子さんや悟さんのことを思われて、すごく素敵な笑顔をされていますよね。
「(写真を撮るときに)無表情だっていつも笑われていたので、奈美子はもうね、奈美子に限らず女性は撮られることが上手ですよね。写真を撮られるのも」
チラシ配りで訴え続けた「早く自首してくれ」
――毎年、この時期にはチラシ配りに励んでいらっしゃいましたね。冒頭にもありましたが、それをしなくなった命日であるというのが今日だと思います。そんな日が来ることを考えていましたか。
「ずっとチラシ配りやテレビでの情報提供を募っていたんですが、頭の片隅には解決しないこともあるな、という覚悟はしていました。だから逆に、“枕を高くしては寝かせないぞ”ということはずっと言い続けて『早く自首してくれ』ということは言い続けました。それが実って本当に捕まったときは、びっくりしました」
――解決に導く1つの手段が、似顔絵でした。安福容疑者の高校時代の写真と比べて、率直にご覧になって似ているなというふうに思われましたか。
「うーん、静止画なので。あと高校時代の安福容疑者の動いているところも知っていましたが、立体的に見た感想では『似てないな』と思いました」
――事件の5カ月ほど前には、安福容疑者と会っていたという報道もあります。その辺りの記憶と比べたときには、この似顔絵の精度はいかがですか。
「事件前の5カ月前は、今の高校時代の写真とあんまり雰囲気は変わってなかったと思います。似顔絵とは全然、結びつかなかったですね」
供述が出てこず、今は「呆れて見ている」
――安福容疑者は容疑を認めていて、さまざまな供述も出てきています。『事件の日になると気持ちが沈んだ』『事件の報道は見られなかった』『家族に迷惑はかけられない。捕まりたくなかった』そして『奈美子さんには申し訳ない』と。こういった供述を聞いてどう感じましたか。
「最初の頃は素直に供述していたと思うんですね。(犯人が)言っていることを聞くと、やっぱり私たちのああいう犯人探しの情報提供の活動は、結構プレッシャーになっていたから、良かったなと思いました。
でも、なかなか最近は供述が出てこないんで、どうしたのかなという気持ちで見ています」
――我々のほうでも取材をしていますが、最近では取り調べを拒否しているといった内容も出てきています。拒否している、という部分について感じることはさまざまあると思いますが、いかがでしょうか。
「私たちとしては、どんなに謝ってもらっても奈美子は帰ってこないので、真摯な気持ちで嘘偽りなく自供してもらって、裁判が早く始まって供述通り、判決が早くおりてすぐ刑務所に入ると、それが容疑者が私たちに対する最後の誠意かなと思ってきました。
結果的に、そんなことは私が甘かったなっていうぐらいの感じで。ちょっと呆れて見ているような状況ですね」
犯人には“枕を高くして寝られない”ようにしたい
――国内には未解決事件が残っていて、高羽さんは『宙の会』という会の代表幹事を務めていらっしゃいます。時効の撤廃などにも尽力されました。未解決事件を解決するためには、何が必要だと思われますか。
「私のは(事件の犯人を捕まえるまでに)26年かかったんですが、26年どうしてかかったのか、まだ検証できていないもんですから、具体的には分からないんですが、犯人に枕を高くして寝られないように、ご遺族も一緒に、もうちょっと頑張っていただけるとありがたいなと思います。
決して私の事件でも、26年、自分自身は解決していないんじゃないかな、という不安の中で解決したので、希望を持って容疑者と、犯人と戦ってほしいですね」
――奈美子さんに声をかけるなら、どんなことを言いたいですか。
「私の関係者だったので、私のため、私のせいでひどい目にあわせてしまったなという、悔いが残るもんですから、もう少し裁判が進んで正確な情報を得てから、謝りたいと思っています」
※高羽さんの「高」は「はしごだか」
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