FX・FSXの折り畳み方法

Tyrellオリジナルコラムクランプを搭載したFX,FSXフロントダブルモデルの折り畳み、および展開方法に関する解説ビデオです。（ドロップモデルでの解説となっていますが、フラットハンドルでも同じ操作方法となります）

◤ご注意◢
2025年モデル（2025年7月出荷分）以降のFXには新型ステム（TWIST-SDS)が搭載されています。操作方法については以下の動画、および取扱説明書にてご確認ください。
   • 走るフォールディングバイクといえばコレ！FXαの魅力を徹底解説！  

安全に、末永く同モデルをお楽しみいただくためにも、解説に従い適切に折り畳み作業を行ってください。

なお、従来のターンステムを搭載したFXα（アルファ）やFX,FSXの折り畳み方法につきましては以下のURLをご覧ください。

●FXα（アルファ）の折り畳み方法
   • FXαの折り畳み方法  

●FX・FSXフロントダブルモデル（ターンステム搭載モデル）の折り畳み方法
   • FX,FSXフロントダブルモデルの折り畳み方法  


■折り畳み時のポイント

1.（00:15~) クランク位置の確認
右クランクが下向きになるようにセットっし、かつシートチューブと平行になるようにあわせます。

2.（00:28~) チェーン位置の確認
チェーンを、フロントはインナー側、リアは最大ローギアから数えて２番目の位置にセットします。

3.（00:48~）シートステイクイックの解除およびシートステイの引き下げ
シートステイクイックを解除し、セーフティピンを抜いた後、シートステイを外して引き下げます。

4.(00:54~) シートステイの固定
外したシートステイを、チェーンステイに固定します。

5.(01:07~)後輪の折り畳み
フレームを持ち上げ、後輪を前輪に回転させるように、ゆっくりと折り畳みます。
《ご注意》チェーンがフロントディレイラーに引っ掛かかりロックしてしまった場合は、元に戻してやり直してください。

6.(01:27~) 後輪の固定
チェーンステイをダウンチューブ下まで引き上げた後、セーフティピンを挿入して固定します。

7.(01:41~) フロントフォークの折り畳み、および固定
セーフティピン中心のボタンを押した状態で引き抜き、フロントフォークのノブを緩めます。
ハンドルを右に切り、フォークを後方に90度折り曲げた後、セーフティピン中心のボタンを押した状態で元の穴に挿入します。

8.(02:04~) ステムの回転
コラムクランプからハンドルを引き抜いた後、付属のツールでステムのボルトを緩めます。
その後、ハンドルを90度右側に回転させます。
回転後、コラムクランプのハンドルを元の穴に挿入してください。
《ご注意》ボルトは必ず、交互に３回ほどに分けて徐々に緩めてください。

◤ご注意◢
2025年モデル（2025年7月出荷分）以降のFXには新型ステム（TWIST-SDS)が搭載されています。操作方法については以下の動画、および取扱説明書にてご確認ください。
   • 走るフォールディングバイクといえばコレ！FXαの魅力を徹底解説！  

9.(03:04~) シートポストの押し下げ
ダブルシートクランプを緩め、シートポストを押し下げます。
なお、シートクランプを緩める時は、レバーは上から下の順で、固定する時は下から上の順で操作します。


※【重要】折り畳み時の注意点
後輪折り畳み時、特定のフロントディレイラーではチェーンがガイドプレートに引っ掛かることが原因で、まれに後輪がロックされる事象が報告されています。この状態で無理に後輪を折り畳んだ場合、ディレイラー本体に無理な力が加わり、最悪の場合フロントディレイラーが破損する恐れがあります。
後輪を折り畳む際は、チェーンが引っ掛かりロックされていないか、必ずゆっくりと作業を行ってください。もし後輪がロックされてしまった場合は、無理に折り畳まず、いったん後輪を元に戻してから作業をやり直してください。


■展開時のポイント

展開作業は基本的に上記の逆の手順で行います。
ただし、以下の２点に注意して作業を行ってください。

1.後輪展開時のブレーキング
後輪を展開する際は、必ずリアブレーキをかけた状態で行ってください。

2.後輪展開時のチェーン位置確認
後輪を展開する際、まれにチェーンがフロントのアウターチェーンリングに引っ掛かる場合があります（動画を参照）。
引っ掛かってしまった場合は、無理に折り畳もうとせず、いったん後輪を元の状態に戻してから作業をやり直してください。（無理に後輪を折り畳んだ場合、ディレイラー本体に無理な力が加わり、最悪の場合フロントディレイラーが破損する恐れがあります）