今は遠き 昭和日本の夏(Summer in Japan)
Автор: Flyingship
Загружено: 2025-07-13
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日本の夏の風物詩
風鈴・浴衣・かき氷、朝顔・夕立・盆踊り
などの映像をごらんいただきながら、
昭和30年代に思いを巡らしてください。
今を遡る60年前、昭和30年代。
まだまだ日本は、貧しかった。
しかし、みんな懸命に生きていた。
夏は、今以上に、暑かった。
エアコンはなく、手動のうちわ・扇子か、扇風機だった。
ほとんどの家に、すだれが吊るされて、影を作ってくれていた。
夕立がザーッと降ると、ほっとした。
蚊取り線香が欠かせなかった。
田舎に帰ると、祖母が蚊帳を出してくれた。
下からそっとめくって、蚊帳の中に入った。
不思議な空間があった。
朝顔を咲かせている家が多かった。
昼になると、空に入道雲が広がった。
クマゼミ、ひぐらし、アブラゼミ。
裏山で、1日中、蝉が鳴いていた。
麦わら帽子に、網と虫かご。
子どもは、丸坊主とおかっぱが多かった。
屋台で食べたかき氷、サジと皿はアルミ製だった。
スイカは、井戸水で冷やしていた。
口いっぱいに頬張り、種を飛ばしあった。
夏休み、友人と海水浴。
ボートに乗って、沖に出た。
山や海岸が遠ざかってゆく。
ホトホトと、舟の底を打つ波の音。
今でも、昨日のようによみがえってくる。
夏祭りに、盆踊り。
軒に吊るした風鈴が、涼を誘う。
母に浴衣を着せられた幼いころ。
祭り囃子、神社の夜店、金魚すくい。
薄い紙で金魚をすくうにはコツがあった。
夏は、恋の季節でもあった。
花火大会。空を走る光の饗宴。
隣の人の横顔が照らし出されて美しかった。
みんな、青春時代を謳歌した。
今も、よみがえってくる若き時代。
海。修学旅行で、親しくなった人。
盆踊りにも誘った。
でも、秋の訪れとともに、恋は終わった。
ひと夏の、心のときめき。
けれど、苦しいほど温かく、懐かしい。
昭和43年
「トワ・エ・モア」が歌い、大ヒットした「誰もいない海」。
今はもう秋 誰もいない海
知らん顔して 人がゆきすぎても
わたしは忘れない 海に約束したから
つらくても つらくても 死にはしないと
そのころ青春時代を謳歌していた人たちは、70歳、80歳を超えている。
しかし、魂は今でも燃えている。
今でも燃えている。
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