特徴は“アートな店内” モスバーガーが新店舗オープン

　大手ファストフードチェーンがきょう、都内に新たな店舗をオープンしました。特徴は“アートな店内”。その狙いとは。

　東京・原宿にオープンした「モスバーガー」の新店舗。店内を見てみると・・・。
記者
　「壁一面のお花に、こちらには大きな絵も飾ってあって、まるで美術館のようです」

　飾られている絵は１４点。実はすべて、障がいのある人が描いたものなんです。ファストフード店という身近な場所に作品を展示することで、店が障がいのある人と社会をつなげる架け橋となることを目指しています。

客
　「花の絵とか、すごく迫力がありますね」
　「ほんわかあったかい感じがして、良いと思います」

　作品は３年ごとに入れ変わり、気に入ったものは作者を紹介してもらい、購入の相談をすることも可能です。

モスフードサービス 松田由美子さん
　「店舗の内装にしっかりと使うことで、比較的長期間作品を楽しんでいただける」

　また、店の従業員は高齢者や障がい者への向き合い方を学んでいて、多様性を尊重したサービスに力を入れます。

　一方、この団体は障がいのある人の作品を企業などに紹介する取り組みを行っていて、ネットで販売したり、ホテルで展示したりしています。設立７年目でおよそ８００人が参加し、２万点を超える絵を取り扱いました。

障がい者アート協会 熊本豊敏代表理事
　「創作活動をして、対価をいただくことで、その次に向かう一歩を踏み出す元気をもらえるのでは」
（15日15:37）