早期がんが手軽に分かる! 最新検査は「尿」で簡単に7種のがんのリスクを判断 わずか4年で商品化 現場最前線【大石が聞く】
Автор: CBCニュース【CBCテレビ公式】
Загружено: 8 февр. 2024 г.
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【2023年12月】
(大石アンカーマン)
「名古屋大学にやってまいりました。こちらでがんの新たな検査方法が開発されたということなんですね。どんなものなのか話を聞いてみます」
伺ったのは、名古屋大学内にあるラボ。
今は東京工業大学でナノテクノロジーを中心に研究をしている安井隆雄教授。
このラボで、がんの全く新しい検査方法につながる画期的な技術を開発しました。
(東京工業大学 安井隆雄 教授)
「国際会議の講演で、これからの研究、特にがんの分析は、エクソソームやRNAがメインになると国立がんセンターの先生に聞きまして」
「(最初は)血液で実験しようと思ったんですけど、おしっこでどうですかとある学生が言って、何なら僕トイレで採ってくるんで尿にさせてくださいというから、いいよと言ったのがきっかけです」
(大石アンカーマン)
「カジュアルなきっかけですね。血液検査はハードルが上がるが、尿検査は結構普通にやってるから、ハードル低いんですよね」
検査に使うのは、尿です。
(東京工業大学 安井隆雄 教授)
「尿の中に実はわれわれが知らないような小さい物質がたくさん入っていて、人の遺伝子をつかさどるマイクロRNAという小さいRNAが入っているというのがキーポイント。今まで見つけられなかったものを見つけることができたのが、今回うまくいった秘訣」
マイクロRNAは、細胞内に漂う遺伝情報の破片で、がん細胞が増殖するときに特定のものが放出されるといいます。
安井さんが開発したのは、このがん特有のマイクロRNAを尿から正確に検出する技術。
それを解析すれば、がんが出来ているリスクがどのくらいあるのかが分かるというのです。
(大石アンカーマン)
「これは今まで発見されていなかったものなんですか」
(東京工業大学 安井隆雄 教授)
「世界で発見されてはいたんです。実は尿中にそのマイクロRNAが300種類くらいあると論文で発表されていて、私がやったら1300種類あって1桁違うなと思って。1300あればがんが分かるんじゃないかと始めたのがそこからになります」
安井さんは1300種類を一つ一つ分析。そのうち数十種類ががんを判別する分子だと突き止めたのです。
しかし次の課題は実用化でした。いくつもの大企業から声がかかっていましたが…
(東京工業大学 安井隆雄 教授)
「大学で研究して大企業に渡して商品化するとおおよそ10年くらいかかる。10年間だと2017年だったので2027年。世の中だいぶ違う(と思っていた)」
10年は遅すぎる。そう迷っていた時でした。
そこ現れたのが医療系ベンチャーの立ち上げを目指していた、小野瀬隆一さん。
(Craif 小野瀬隆一 CEO)
「謎の熱量、絶対にやり遂げるぞという思い」
資金集めに奔走しおよそ40億円を調達。わずか4年で商品化にこぎつけたのです。
そこにはある思いが…
2023年12月19日放送 CBCテレビ「チャント!」より

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