［ready to break］音楽小説【She the punk】

音楽小説
【She the punk】

［INFINITY］
1stアルバム
［She thepunk］

#6.ready to break


歌詞


壊れる準備はできてる

この街のノイズをぶち抜いて

叫べ　黙るな　凍える世界に

（Verse 1）

吹雪の名残が路肩に残る

ピアスが肌に張り付く朝

ロンドンの霧を夢見た日々

今　札幌の地下で目を覚ます



ニット帽のドラムが笑って

窓際のギターが雪を睨む

私の手には冷たい弦と

壊れそうなナニかがあった

（Pre-Chorus）

「やるんでしょ？」

それだけでいい

誰にも頼らず　音を選んだ

（Chorus）

壊れる準備はできてる

この街のノイズをぶち抜いて

叫べ　黙るな　凍える世界に

爪痕を　心音を　刻みつけろ



缶コーヒーの熱に

震えながら誓った

止まらない　私たちは

止まらない



（Verse 2）

狸小路のコンビニ前

舞い落ちる雪に缶を握る

「なんで怒ってるの？」

自分でもわかんないよ



親も学校も世界さえも

きっと全部ムカつくけど

一番は　自分自身

何も変えられなかったくせに

（Pre-Chorus）

でも　黙ってられない

黙ってたら終わる気がした

（Chorus）

壊れる準備はできてる

この感情に名なんていらない

誰のマネでもない　本音だ

嘘だらけの街を殴りたい



雪にまみれた心でも

まだ火種わ消えてない

だから鳴らす　この音で

私を証明してやる



（Bridge）

静かに灯るライブハウスのネオン

spiral——名前だけで鳥肌が立つ

でも私たちはここに来た

ぶつけるために、全部

（Last Chorus）

壊れる準備はできてる

誰にも届かなくたっていい

でも　ひとりで泣いてる誰かの

胸にこの音が響くなら



踏み出した足の下に

新しい世界が待つなら

雪が降っても　止まなくても

私たちは鳴らし続ける

（Outro）

この街の隅っこで

ただ、黙って生きたくは、なかっただけ——

それだけのことだったんだ



ready to break

叫べ　黙るな



ready to break

鳴らし続ける



ready to break

壊れる覚悟は、できている


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