毒親の特徴〜生物学的な特徴の理解も大事です
Автор: 精神科医がこころの病気を解説するCh
Загружено: Дата премьеры: 27 янв. 2025 г.
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00:00 OP
01:20 生物学的な特徴
06:15 特殊な環境
06:45 家庭内の問題
11:03 本日の宿題
本日は「毒親の特徴」というテーマでお話しします。
今日はいつもと場所が違いますよね。出張先のホテルです。
毒親の特徴ということで、子どもに対して害を与えてしまう親はどんな特徴があるのかということをお話しします。
精神医学とは何かというと、生物学的な現実、人間は動物の一種でしかないので、動物であるがゆえに動物的な障害があるということです。
毒親というのも生物学的な問題があったりすることが多いです。
あとはその社会的な現実です。
人間というのは社会的な動物でもあるので、こういうところにいるからこういう問題が起きる、こういう環境だからこういう問題が起きるというのもあります。
もちろん個人的な問題、個人的現実というのもあるんですけど、 なので、生物学的な特徴を中心にお話しします。
◾️生物学的な特徴
毒親というものが持つ生物学的な特徴ですけど、次のどれかに当てはまることが大体多いです。
まずIQ、認知能力です。
IQ的なところに問題がある、特徴があることが多いです。
例えば、知的発達、知的障害、精神発達遅滞ないし境界知能、知的能力のある部分が低い人たちの中で問題解決能力が低く、育児に対応できずトラブルを起こすことがあります。
後でも色々話すんですけど、IQが低いことによって社会的にもトラブルが多かったり、困ることが多いんです。
困り事が増えてしまうので生き辛いんですよね。
生き辛い上に、そのストレスのはけ口が子どもになってしまうということがあったりします。
あとは発達障害、ASD、ADHDなど知的能力に凸凹があるものです。
できないことがあるというのも、子育てにおいては問題になることが多い。
それが結果的に子どもをいじめてしまう、子どもに対して悪い影響を及ぼすということもあったりするということです。
低いだけじゃなくて高すぎるというのも問題が起きるんです。
高すぎるというのは、エネルギーがありすぎて子どもを振り回してしまったり、高すぎるがゆえに情熱的になって子どもを追い詰めてしまう教育虐待をするのがあります。
こういうのをOEと言ったりするんですけど、ギフテッドのOE、過興奮性と言ったりするんですけど、ギフテッドの人たちが持つ攻撃的な感じや興奮性、完璧主義な感じ。
非同期発達と言って、子どもっぽい部分もあったりするんです。
ギフテッドの人たちが持つ子どもっぽさ、子どもっぽさがある意味自分の子どもを傷つけてしまうこともあるので、そのどれかが当てはまっていることが多いなと思います。
こういうIQや数字で表しやすい能力を認知能力と言うんですけど、そうではない非認知能力というものがあるんです。
優しい、誠実だ、我慢強い、などです。
それもひとつの脳が持つ能力であって、生まれつき半分以上の割合で、その能力における半分以上の割合は遺伝子で決まったりするんですけど、生まれと育ちの問題、両方あるんだけど、生まれの問題で変わることが多いんですけど、性格的な問題というのもあります。
精神医学ではこの非認知能力ないし性格と呼ばれるものをパーソナリティ機能という形で表現して、それを測定したりしてます。
パーソナリティ機能が低い人、何か特徴があるとパーソナリティ障害ということになります。
例えば境界性パーソナリティ症、反社会性パーソナリティ症、回避性パーソナリティ症、シゾイドパーソナリティ症、そういうものになったりします。
パーソナリティ機能に問題があったりすると、感情のコントロールが苦手で相手を振り回したりするので、子どもが振り回されるとまた問題が起きると言う感じです。
その他精神疾患、色々あります。
PTSDなどのトラウマがある、うつ病、お母さんだとPMDD(月経前気分不快症)で毎月のある時期はすごい不機嫌なお母さんになって、他の時期は機嫌がいいのにみたいなこともあったり、双極性障害の人、統合失調症、色々な精神疾患が子ども、子育てにおいて悪い影響が起きることは否定しがたいかなと思います。
逆に大人になって子ども時代を振り返った時に、ああ、ウチの親、あの疾患だったなと思うことって多いんです。
毒親や虐待を受けてた子どもたちの治療をしていると、ああ、ウチの親こうでした、病気のことがわかるとアレでした、でも通院につながってなかったです、と言ったりすることは多かったりします。
これらの生物学的な現実というのは、一般社会ではまだまだ認知されていなくて、人類はまだ理解が及んでないんです、実を言うと。
こういう生物的に人間は生物学的な理解というか、人間を動物として理解して動物として扱うということができてないんですけど、こういうのも知っておくと、毒親の理解になるのかなと思います。
▪️特殊な環境
あとは社会学的な現実です。
特殊な環境にいる場合、毒親になってしまうことが多いということです。
家業が厳しい、特殊な家業だった、貧困だった、犯罪被害があった、家業が半グレみたいなものだったり、そういう問題も毒親を生みやすい特徴かなと思います。
特に貧困、人種差別、格差、そこら辺はよく教科書に載っている話題です。
▪️家族の問題
生物学的に問題がなくても、社会的に問題がなくても、家庭内不和、その家族が持つ問題というのもあったりします。
いわゆる機能不全家族というんですけど、一人一人は問題ないんだけれども、集団になることで起きる、その組み合わせによって起きる病的な状態があったりするので、機能不全家族だったりすると毒親は生まれやすかったりするなと思います。
お父さんとお母さんが仲が悪い、お父さんが不倫していて夫婦仲が悪くて子どもに害が及ぶ、そういうのもあったりします。
通常精神科に通院になることになる。
親の影響で複雑性PTSD、毒親の影響でそれがトラウマになって人格形成に影響を与えて、大人になってもうつやその当時の記憶に苦しむ場合というのはあるんですけど、そういう人たちの話を聞くと、毒親の一個だけということはないですね。
大体色々なものが複雑に絡んでいる。
複雑というよりは合併症が多かったりします。
子ども自身も親の毒親的な特徴を部分的に引き継いでいるということが多かったりします。
父親が不倫が多かった時に、その衝動性の高さ、欲望を抑えられない感じというのは、娘や息子たちにも引き継がれていて、自分も、それが性的なものでなくても、お酒にだらしなかったり、ギャンブルにだらしなかったり、そういう意味で自分を統制できなかったり、抑制できなかったりするみたいな形で引き継がれることもあったり、起きているということです。
そういうことです。
基本的には人間とは何かというのを生物学的にちゃんと理解して、その上でどういう対策を取るのか、仕方ないなと思って、どう対策取るのかというのが精神科臨床の重要な本質なので、その生物学的な特徴に合わせて薬物療法ができるんだったら薬物療法をした方がいいし、特殊なトレーニングをする必要があったらトレーニングをすればいいので、これらの要素をしっかり学んでもらうといいのかなと思います。
ついつい毒親の問題を話すと、自分があの時どう感じたのか、自分の心ばかり中心に言ってしまって、自分がどう感じたんだという話が中心になりがちなんですけど、そうじゃなくて。
例えば認知行動療法というのは何かというと、自分の気持ちを客観的に見て、その状況を客観的に描写するというのが基本なんです。
認知行動療法というのは精神医学の今や中心です。
中心的な心理療法のやり方なので、それがスタンダードなのでそれをやっておけば間違いないということです。
というか認知行動療法の考え方ができないと、精神医学を理解するのもほぼほぼ不可能と言ってもいいので、まずはきちんと自分の問題と相手の問題を切り分けて、相手のことを正しく見る、相手(親)のことを、毒親という言葉だけじゃなくて、どういう疾患があったのか、あの当時どんな環境だったのか、なぜその人はそういう問題行動を起こさざるを得なかったのかを客観的に理解する、理解した上で仕方がないと思う。
仕方がないというのは許せということじゃないです。
そういう現実を受け入れた上で、あるがままを見た上で適切な行動を取るということだと思います。
放っておいた方がいいという判断するなら放っておいた方がいいし、いや、これは許せなかったな、ちょっとでも懲らしめてやるかと思って裁判を起こすんだったら、裁判を起こしても構わないと思うんですけど、まずはその感情に支配されず、合理的な行動をとるということがとても大事だということです。
◾️本日の宿題
本日の宿題は、自分の毒親はどういう生物学的な問題があったのか、どういう社会的な問題があったのか、どういう家庭内の問題、個人的な問題があったのかということを書いてもらうと、それをシェアすると、いい学びになるかなと思います。
特に生物学的な問題ですね。
社会的な問題をしっかり記述するというのは色々なコンテンツでも見られるし、最近は誰もやられていることなんですけど、生物学的な問題については切り込めている人がまだまだ少ないので、その生物学的な問題を中心に考えてもらうといい学びかなと思います。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

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