住宅ローン金利上昇、繰り上げ返済で本当にいいの？　日経編集長が解説　マッスルマネー学園【日経マネーのまなび】

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家計に役立つお得な情報を学べる「マッスルマネー学園」。今回のテーマは「住宅ローン」です。メガバンクなど大手銀行は4月から変動型住宅ローンの基準金利を引き上げました。昨年大規模な金融緩和策を転換した日銀が今年1月にも政策金利を引き上げたからです。

変動金利で住宅ローンを借りていると、金利は政策金利に連動して上がりやすくなります。大手行の基準金利引き上げで、今借りている人は7月あたりから適用金利が上昇する可能性があります。トランプ米大統領の関税政策の影響で日銀の追加利上げ観測は後退しましたが、物価上昇を背景に今後も金利が徐々に上がっていくんじゃないかと不安な人は多いと思います。

金利が上がったときの代表的な対策といえば、まずは借り換えです。借り入れ中のローンよりも低金利のローンに借り換えれば毎月の返済額や利息を減らせます。ただし、手数料などコストがかかります。

繰り上げ返済はどうでしょうか。毎月の返済とは別に元金の一部を前倒しで返済する方法で、繰り上げ返済しないときと比べて利息を減らせます。ただし、こちらも手数料はかかるし、手元資金が減るのが大きなデメリットです。金利の上昇にいったいどう備えればいいか、学園長の露口一郎（日本経済新聞社　マネーのまなび面編集長）と一緒に考えましょう。

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