映画『嗤う蟲』(2025)村八分を題材に社会の闇を描くスリラー

映画『嗤う蟲』(2025)
劇場公開日：2025年1月24日 99分

《作品紹介》
田舎でのスローライフを夢見て、都会から村へと移住してきた夫婦が、その村に存在するある「掟」に追い詰められていく姿を描いたスリラー。

《あらすじ》
田舎暮らしを夢見るイラストレーター・杏奈(深川麻衣)は、夫・輝道(若葉竜也)と共に都会を離れ、田園風景が広がる麻宮村に移り住む。新天地でのスローライフを満喫する二人だったが、自治会長の田久保夫妻から子作りを迫られるなど、自分たちの生活に過剰に干渉してくる村人たちに困惑する。やがて杏奈は、彼らの中には田久保(田口トモロヲ)を恐れる者がいることに気付き、村での暮らしに違和感を募らせていく。一方、輝道は田久保の仕事を手伝う中で、麻宮村を支配するおきてを知る。

キャスト
深川麻衣
若葉竜也
松浦祐也

スタッフ
監督 城定秀夫
脚本 城定秀夫
脚本 内藤瑛亮

《レビュー》
「村八分」を題材にした本作。久びさ聞いた言葉だが、村八分という閉鎖的な村社会における集団心理の恐ろしさを描いた作品。

こういう人間関係あるよなぁと思って観ていました。リーダー的な人がいてその集団の中では誰もその人に逆らえない。本作では集団が村であるが学校でも職場でも...。

終始不気味でスリリング。脚本は「先生を流産させる会」(2012)、「ミスミソウ」(2018)の内藤瑛亮。面白い作品でした。

それにしても、田口トモロヲさん怖すぎです。

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