1939（昭和14）『仲よし小道』作詞：三苫やすし／ 作曲：河村光陽／ 歌唱：桑名貞子＆コロムビアゆりかご会

幼い頃、微かに歌ったかもしれない歌ですが、昭和10年代？に生まれた人にとって、あまりにも懐かしい童謡みたいで、皆さん大合唱！！
作詞は、三苫やすし：1910年（明治43年）- 1949年（昭和24年）。
ガリ版刷の同人誌「ズブヌレ雀」に、昭和14年（1939年）1月に発表した童謡詩だそうです。

作曲は、名曲『うれしいひなまつり』の河村光陽：1897年（明治30年）- 1946年（昭和21年）。
河村光陽は、福岡県田川郡上野村（現福智町）出身で、日本支配下にあった朝鮮で音楽教師をしたのち、上京して東京音楽学校（現東京芸大音楽学部）に学び、やがて童謡の作曲に携わるようになります。
『かもめの水兵さん』『うれしいひなまつり』『グッドバイ』『赤い帽子白い帽子』『リンゴのひとりごと』など1000余曲を作曲し、日本の童謡史に一時代を築きました。
昭和21年（1946）12月24日、胃潰瘍のため、49歳の若さで亡くなりました。
もし河村光陽が生きていたら、戦後の童謡世界がさらに豊かになっていたでしょうね。

仲よし小道は どこの道
いつも学校へ みよちゃんと
ランドセルしょって 元気よく
お歌をうたって 通う道

仲よし小道は うれしいな
いつもとなりの みよちゃんが
にこにこあそびに かけてくる
なんなん 菜の花 におう道

仲よし小道の 小川には
とんとん板橋 かけてある
仲よくならんで 腰かけて
お話するのよ たのしいな　

仲よし小道の 日ぐれには
母さまおうちで およびです
さよならさよなら またあした
お手々をふりふり さようなら

音源：決定盤 こころの童謡～想い出の愛唱歌100選 2001/09/21発売
https://columbia.jp/prod-info/COCX-31...
歌唱：桑名貞子＆コロムビアゆりかご会

※先月からこの動画が、YouTube当局から勝手に「子供向け」動画に指定されてしまいました。
本日９月１２日に再審査請求のために、以下の文章を数時間かけて作成して送信したところ、
わずか「数分」で却下！全く理解できない非人間的な所作です。果たして人間が文章を読んでいるのでしょうか？

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高齢者に適した「回想法」のひとつとして「歌」があります。
本チャンネルには、職場のデイサービスで４年前に始めた回想音楽療法「通称：心のおやつ」で上映するために作成した１００余点の動画をアップロードしています。
周到なモニタリングをした上で、これらの動画を上映すると、認知症で近似記憶はすぐ忘れてしまうのに「歌」を口ずさむと遠隔記憶が蘇っていろんなヒントを下さります。そんな愛すべき高齢者（利用者様）のための存在であり、決して、保育園や幼稚園等々用の「子供向け」動画ではありません！！
音楽著作権に抵触する「当時の音源」をあえて使用し、歌詞もできるだけ大きく表示してあります。
子供向けではない画像や映像を多用して、その楽曲の世界観をなるべく忠実に表現するべく、
最近は、AI生成も取り入れて、「情感」の向上にむけて取り組んでいます。
本チャンネルを開設して約３年余りですが、メインの視聴者は、６５歳以上が７〜８割となっております。

経緯については、こちらの「チャンネル紹介動画」をご覧ください。
   • 「チャンネル紹介動画」  

該当動画：1939（昭和14）『仲よし小道』については、
先月ご逝去された１０１歳の利用者様のお気に入りの楽曲で、その方のために作成したと言っても過言ではありません。
当人は被爆者手帳を所持し、「戦争ばかりで良い思い出はありませんね」と語っていましたが、
動画00:33に表記したように、作曲家の河村光陽の家族コンサートの全国巡業の際に「追っかけ」をしていた楽しい思い出がこもっています。
YouTubeの他の動画は、まさに「子供向け」の内容ばかりですが、
本動画には、戦前の絵本の挿画や、小生自らが職場のホワイトボードに描いた背景画を挿入し、当時の「情景」を醸し出すことに注力しました。
歌唱：桑名貞子＆コロムビアゆりかご会と表記していますが、この「ゆりかご会」こそ、
先にYouTube当局によって「子供向け」動画に定義された1921（大正10）『ゆりかごのうた』がきっかけで昭和初期に生まれた日本初の児童合唱団「音羽ゆりかご会」そのものであります。
小生としては、そういった日本の児童合唱団の経緯を
サブチャンネル【解説::流行歌の情景】を舞台に
   / @d.s.talk-aram  
解説したいと意図しております。
この動画は、個人的な大切な思い出と、今後のYouTube運営展開において重要な位置を示す存在であり、決して「子供向け」ではありません。

以上、慎重なる再審査をよろしくお願い申し上げます。