【注文住宅 | コストダウン術3選 | 建築を学んで叶える】一級建築士 | 木造注文住宅 | 間取り | 尺貫法 | 天井高 | 切妻屋根 | 構造本体
Автор: 木絆の家づくりch
Загружено: 2023-09-13
Просмотров: 1405
岡山県倉敷市でパッシブ和モダンの注文住宅を手がけている、木絆(きずな)。今回は、コスパのいい木造「注文住宅」を建てたい方、必見の内容です。女性一級建築士が家の構造に関する基礎知識をわかりやすく解説。お施主様が気づきにくい効果的なコストダウン術3つをレクチャーします。ぜひ最後までご覧ください。
間違いのない家づくり【注文住宅】シリーズ動画の再生リストはコチラ↓
• 間違いのない家づくり【注文住宅】
家づくりのヒントは、インスタグラムで。
/ kidzuna
施工例は、コチラ↓
https://kidzuna.com/works/
公式LINEご登録は、コチラ↓
https://kidzuna.com/line/
<動画チャプター>
00:00 オープニング
00:50 注文住宅の「魅力」と「コスト高」
01:46 木造注文住宅で最もコスト高なのは?
02:39 01_間取り寸法を見直しコストダウン!
05:04 02_天井高を見直しコストダウン!
07:48 03_屋根のカタチを見直しコストダウン!
11:01 今回のまとめ
<動画の内容>
◆オープニング
今回は、木造注文住宅のさらなるコストダウン方法について。お施主様が考える方法とはちょっと違う建築のプロ(一級建築士)の視点でお話したいと思います。
通常、お施主様が考えるコストダウンは、設備機器のグレードを下げる、床材を変えるなど、目に見えるものや自分の意志で決めたものの削減になると思います。
しかしじつは、設計プランを立てるときから建築コストは下げられます。
◆注文住宅の「魅力」と「コスト高」
世の中には、規格住宅や、建売住宅など、注文住宅よりもっとリーズナブルな家もあります。
しかし、自分の好きな動線や、部屋割り、他の人とは違った家にしたいという希望を叶えたいなら注文住宅でなければなりません。そして、そこが注文住宅の最大の魅力です。
ただ、昨今、建築資材は急騰。また、断熱性能をもっと上げていこうという風潮があるので、コロナ前と比べると、建築コストが何百万円も上がってきています。
◆木造「注文住宅」で最もコスト高なのは?
建築コストが上がっても予算は決まっているので、やはりコストダウンが必要になります。しかし、見積書を見てもどこのコストを下げたらいいのか分からないと思います。
じつは、「木工事」や「大工工事」というものが木造住宅の中でいちばんコストが高くなります。でも、柱が何本あるのか、そんなところまでお施主様は見ないですよね?
でも、そういった構造部分を見直すと建築コストがかなり下がります。
そこで、どういうところに気をつければ家の構造部分である、柱、梁、木組みなどが削減できるのか。3つポイントをお話していきます。
◆Point.01_間取り寸法を見直しコストダウン!
ひとつ目は「平面的な間取り」の見直しです。じつは、木造住宅には「基準の寸法」があり、それを崩さずに間取りを決めるのが最もローコストになります。
その「基準の寸法」のことを「モジュール」と呼びます。それでは、こちらの模型をご覧ください。910mmピッチで柱が立っています。
910mmと聞くと中途半端な寸法と感じるかと思いますが、日本は昔、メーター(m)ではなく「尺貫法」で寸法が決まっていて、3尺=910mmがモジュールになっているのですね。
現在でも、この910mmを基準に、柱や床などの建材が現在でも作られています。なので、それよりもちょっとだけ大きくしたり狭くしたりすると、ロスが出ることを分かっておいてください。
例えば建物の角を丸く(R)したいとか、斜めにしたいとか、デザイン的に凝りたい方もいらっしゃると思います。
しかし、それをすることによって、基礎のカタチも変えないといけない。柱の配置も変えないといけない。
そして、柱は1本立てるだけで、その上下に支えるものがないといけません。上は梁で支え、下は土台で支えなければなりません。
そういうことが全部絡んでくるので、間取りを少し変えるだけで、それに付随するものがたくさん変わってきて、何10万円もコストアップすることがあります。
◆Point.02_天井高を見直しコストダウン!
2つ目は、高さです。たとえば、天井高の標準は2.4m(2,400mm)です。なぜ、2.4mなのかというと、これも先ほどの尺貫法で「8尺」になるからです。
実際の工事では2.4m×910mmの定尺ボード(板)を、部屋の内側に全部貼っていきます。なので、天井高を2.4mより10cm高くすると、壁に少し足すか、あるいはもう30cm(1尺)大きいものを用意しないといけなくなり、材料にムダが出てしまいます。
たとえば、1階のリビング天井高を2.7mにしたとします。その上にもしも2階部分が載るとどうなるでしょう?
まず、階段の段数が2段ほど増えます。次に、全体的に建物が高くなります。そうなると、外壁に入れる断熱材が増えるかもしれないし、サイディングボードを貼る方はボードの枚数が増えるかもしれません。
外壁を塗りで仕上げる方も塗る面積が増えるので金額が上がるかもしれません。ということで「高さを上げる」と色々な材料に影響し、コスト高になってしまいます。
2.4mより少し下げるのはOKです。建築基準法で天井高は2.1m以上必要とされているので、たとえば2.3mくらい、10cm下げるだけでも壁紙のメーター数が減るし、断熱材も減るかもしれません。
天井高を低くするとコストダウンになるということを覚えておいてください。
◆Point.03_屋根のカタチを見直しコストダウン!
3つ目は屋根のカタチです。こちらの写真を見ていただくと、これは高くつくだろうなということが分かると思います。いろんな方向に、屋根が出ていますので。
それでは、こちらの模型をご覧ください。この模型は、屋根の流れ方向が、4カ所あります。流れが変わる頂上部を棟(むね)と呼びます。瓦の場合、棟に飾りものが付くので棟が多い屋根は必然的にコストが高くなります。
なので、できる限り棟を少なくした「切妻」という屋根がオススメです。切妻屋根は、雨水がスムーズに単純に流れるので、漏水の危険性をかなり防ぐことができます。
ただ、見た目がサザエさんの家のように単純で、物足りなさを感じる方は多いと思います。そこで、こちらの写真のように6対4や、7対3くらいの割合で切妻にすると、変化が出るので、オススメです。
このように屋根を単縦なカタチにすることがコストダウンの秘訣です。
それからもうひとつ、軒を深く出したい、というお客様も多いです。確かに軒先が長いとカッコイイですが、軒が深ければ深いほど軒の裏に貼る板のコストが高くなります。
なので、建売住宅をよく見ると、軒が出ていないのが多いです。これは、ローコストになるからです。
ただ、私自身は軒が全く出ていないのはオススメしません。夏の日射遮蔽のためには、軒の長さがある程度必要になるからです。
材料をムダにすることなく、日射遮蔽もできる軒の出は、70cmぐらいがオススメです。
◆今回のまとめ
今回は、構造(本体)部分を安くする方法を3つお伝えしました。自分で判断できない部分は、建築会社の方に最初の段階で「いろいろ希望はあるけど、構造的なムダを省いてほしい」と伝えておくと話がスムーズかと思います。
そして、デザインにこだわりたい気持ちは分かりますが、構造的なカタチを変えると非常にコスト高になってしまうので、コスト高にならないところで、自分の個性を出していきましょう。
具体的には、窓の位置を変えるだけでも印象は変わります。外の見え方がカッコイイところに位置を変更する、窓の個数を2つからひとつの大きい窓にまとめる。
また、付ける高さを揃える、天井付けにする。そうすることで印象は大きく変わります。
他には、部屋の壁紙や、塗り壁の色合い。色を変えてもコストは変わらないので、じっくり考えて個性を出すのもオススメです。
コストをかけずに、おしゃれにする方法はたくさんあると思うので、そういう方向で考えていただけたらと思います。
#注文住宅
#さらなるコストダウン
#建築の基礎知識
#一級建築士がレクチャー
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: