【ゆっくり解説】隠れた名作?!甘くない等身大の異世界転移‼灰と幻想のグリムガル

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今回は隠れた名作とも名高い、リアルで甘くない世界観を描いた異色の異世界物作品「灰と幻想のグリムガル（Grimgar of Fantasy and Ash）」の解説です。
目覚めると赤い月が浮かぶ異世界「グリムガル」にいた若者たち…
彼等はそれまでの事を何も覚えてなく、この世界で生きるには義勇兵になり、敵となるモンスターを倒して、戦利品や素材を売り稼がないといけないと言う、彼等にとって現実味にない話をされ、おそらく戦争や命懸けの戦いの経験もない彼等が、少しばかりの訓練の後に、右も左も分からないような異世界で生きるために立ち向かう…(~_~;)
出来そうな男性が数人に声を掛け早々と立ち去り、いわゆる余り者とされる主人公達がパーティを組み、「グリムガル」で最弱とされるゴブリンに対しても翻弄され苦戦し、彼等より弱い彼ら達のたどたどしい戦いや、稼ぐこと、生きる事の大変さ、ギルドによっては魔法が使えて回復魔法もつかえるものの、亡くなった者を生き返らすことは出来ず、戦いは常に〇と隣り合わせの状況の中、彼等の奮闘と成長を描く、甘くなくリアルで等身大の異世界作品といった流れ！
トレンドともいえるチート系、俺強ぇ～系とは一線を画す、おそらく現代の人間が同じ状況になったら、主人公達もしくはそれ以下の行動しかできないのでは？と感じさせられ、憧れや爽快感などカタルシスは感じにくいですが、共感やリアルさを感じやすいともいえる流れ^^
また、主人公達の生活面にも強めにフォーカスが当てられ、戦闘とは打って変わって、ぎりぎりの生活を強いられながらも穏やかでゆったりとした雰囲気や、仲間とのコミュニケーションなど、トラブルはありながらも人間らしく雰囲気の良さなどが描かれ、更に彼等が過ごす「グリムガル」と言う地はとても美しく、建物や背景、描写などパステル調の水彩画のように、非常に美しく繊細に描かれ、全体的に雰囲気がよく神作画ともいえる作画！
異世界転移したとしても、俗にあるイージーモードなどは無く、己の力や仲間との連携で何とかしないといけない、このような甘くない設定や、そんなハードさとは相反して穏やかで美しい世界、叙情的で細かな心理的な部分も垣間見れる繊細さもある描写など味わい深く、個人的にも上位に来るくらい好きな作品で、結構人気や評価も高く、続きが来てほしい、そういった声もある作品ですが、実現味が低そうなのが残念なところも…(T_T)
まだまだ世の中ではチート系の異世界物の人気が高いですが、こういった趣のある異世界物もまた、リアルさを感じ考えさせられ、味わい深さも感じられるオススメな作品ですΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！

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00:00 オープニング
02:08 美しいけど甘くない異世界「グリムガル」
07:36 あらすじ
11:05 叙情的だけどカタルシスは感じにくい⁈
14:13 よくある異世界物とは違い生きるために甘くない…
17:02 魍魎戦記MADARAやウィザードリィの小説から
18:11 徐々に肉付けが行われた個性的なキャラ達
31:39 雰囲気の良い世界観やキャラを彩る実力派の声優陣
34:39 原作の序盤辺りのテーマがしっかりと詰まる⁈
36:27 当時の若手の方々を中心に非常に層の厚い制作陣
40:12 まさに芸術的ともいえる高いレベルの背景や作画
41:05 この作品のためユニットが作られたMVのようなこだわりの音楽