【セガ・体感筐体シリーズ 第3弾】 エンデューロレーサー (故障基板) セガ Enduro Racer (not working)　SEGA Arcade Actual Hardware 【AC】

基板実機よりビデオキャプチャ録画。Video capture recording from the actual board

音声は正式なハーネスを作成していないため無音。

80年代に一世風靡したセガ・体感筐体シリーズをボチボチキャプチャ化していこうかと計画しております。
体感シリーズ全てを所有してはおりませんが、ほんの一部手元に有るものをキャプチャ化していく予定です。

いきなり故障基板です。
音楽も流れずタイトルも表示されないのには理由が有るのです。
詳細は下記に…


体感筐体シリーズ第3弾エンデューロレーサー。

Wiki情報によると、このエンデューロレーサーから「体感ゲーム」と呼ぶようになったそうです。
筐体タイプは小型のオフロードバイク車体部分をモチーフにしたタイプの「ウィリータイプ」と、
ハングオンにも採用された固定式筐体でバイクハンドルコントローラーの「シットダウンタイプ」の二種類の筐体が稼働していました。
エンデューロレーサーは基本ハングオンと同じようなコントローラーですが、ウイリーのアクションが追加され「ウィリータイプ」筐体では車体ごと「シットダウンタイプ」筐体ではハンドル部分を手前に引っ張るとゲーム内で車体がウイリーするようになっています。
このウイリーアクションの操作により筐体自体が壊れやすい状況となることに…
ゲーム中タイミングを見計らってハンドルを思い切り手前に引く際に筐体全体がかなりの振動を発生し、プレイヤーによってはゲーム開始時とフロア内で違う場所に筐体ごと移動してしまう事態が発生したようです。
それゆえに故障が多発したと伝えられています。

【基板の故障に付いて】
稼働当時でさえエンデューロレーサーは筐体自体の故障が多発したと伝えられておりますが、基板自体も別の理由で故意に致命傷となる細工がされています。
それには理由がありインベーダーブームで問題となった海賊版いわゆる「コピー基板」対策を各アーケードメーカーそれぞれ独自の回路設計でコピーされないよう努力しておりました。
その中でこの時代のセガはCPUに独自のセキュリティを組み込み、その中心のデータの記憶保持にあろうことか電池で保持する方法を採用しておりました。
電池は時を経て残量が少なくなり最後は保持していたデータは失われてしまいます。
データが失われてしまうとゲームが正しく起動しなくなり、おそらくエンデューロレーサー筐体は筐体ごと大量に廃棄されてしまったかと思います。
廃棄の際筐体から外され生き残った基板のみが少数流通してはおりますが、故障基板率が非常に高いです。
その他、おそらく海外の業者かと思いますがセガのセキュリティを解析されてしまい結局はエンデューロレーサー筐体ごとコピーした海賊版が流通したようです。

チャンネル主のエンデューロレーサー基板は元々が部品欠品・故障品の状態で入手。
最初からエンデューロレーサー基板自体を修理する予定もありませんでした。
何かしらの部品取り等に役立つかとそのまま長期保管…。
しかし入手から時が経ちその間、電池問題の解決方法が発見され今回動画のような内容まで動作確認できました。
キャラクターが表示されない・音楽が鳴らないのはメイン基板とサブ基板を繋げるフラットケーブルコネクタが欠品の為です。
おそらく今回キャプチャしたこの背景画面まで動作すればエンデューロレーサーが正しく起動するかと思います。(サブ基板が故障していなければ)
しかしこのゲームのコントローラー操作をなるべく再現できるものも今の所心当たりが無いので最終的に家庭用としての形が完成するかは未定です。
無理やりの形でコントローラーを製作することは可能っちゃ可能ですが…
物理的破損個所も有るため、気長に修復していこうかと計画しています。
せめて音楽が鳴る状態で正式なデモ画面までは今後キャプチャ出来ればと思っております。

「高評価」沢山押していただけたら頑張って修理するかもしれません。w
応援よろしくお願いします。