チンチン電車の窓から－付録 保原- 梁川編（第５弾）～旧飯坂東線”令和”に走る～

この作品は、半世紀前に廃線となった「福島交通旧飯坂東線」が、もし存続していたら、その「車窓から見える景色はどんなだろう。」という思いから制作したものです。
　この「福島交通旧飯坂東線」は、明治４１年（西暦１９０８年）に設立された「信達軌道」（蒸気動力の軽便鉄道、軌間７６２ミリメートル）が始まりで、まず、福島、長岡（現伊達市）、湯野村（現福島市湯野）間が開通し、同時に長岡、保原（伊達市）間が開業、さらに保原、梁川間をはじめ、後に保原、掛田、川俣まで延線し、大正中期には桑折、保原間も開通したようです。
　このように、明治、大正、昭和と長期にわたり、福島市を中心とした県北地方の産業経済の発展に、重要な役割を担っていましたが、昭和４０年代の急激な経済環境等の変化により、昭和４６年に廃線となってしまいました。
　本編は、前編（令和７年９月１９日公開）の「保原駅」から終点「掛田駅」までにつづき、付録として「保原駅」から分岐している「梁川駅」までを紹介するものです。今後、「総集編」を制作したいと思っています。
　ちなみに、本年（令和７年：西暦２０２５年）は、和暦の「昭和」で１００年を迎えました。このことから、昭和の懐かしい一コマを思い出していただく一助になれば幸いと存じます。
　なお、本作品の制作にあたっては、福島交通株式会社のご厚意により、同社の「路面電車ミュージアム」のご支援をいただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。
　観賞に要する時間は１３分です。
　次のチャンネルもご覧ください。
①「アーカイブふくしま」を紹介するチャンネル」：   • ～ 動画とともに５０年：アマチュア映像機器・作品紹介～  
　②「福島の自然風景」などを紹介するチャンネル：   • 福島ふるさと映像便チャンネル紹介映像令和７年版  　　　　　　　　　
【動画の目次】
00:00 オープニングロゴ・内容説明・タイトル
04:18 保原駅発車
01:37 ９丁目停留所停車
02:17 三十日町停留所所通過
02:41 保原町東台後・半道地内通過
03:23 桃陵中付近通過車
03:43 猫川停留所停車
04:07 保原町下河原・将監付近通過
04:55 大立目停留所停車
05:39 梁川町向川原付近通過車
07:18 向川原停留所停車
08:21 粟野小学校前停留所停車
09:08 粟野停留所停車
10:04 梁川町大館・西土橋地内通過
11:07 新開停留所停車
12:03 梁川町田町地内通過
12:35 梁川駅の現状説明
14:43 エンディング

#路面電車
#チンチン電車
#旧飯坂東線

付記（制作記録等）
　１．風景の実写時期　令和６年７月から令和７年９月（撮影時期の関係から、カット間の季節が
　　　　　　　　　　　シンクロしていない部分もありますがご了承ください。）
　２．電車外景・内部　福島県伊達市霊山町掛田（旧掛田駅構内）　
　　　　　　　　　　　福島交通株式会社　路面電車ミュージアム展示車両
　３．音　　　　　声　走行音は現福島交通飯坂線、車内案内は別撮り（創作）
　４．伝 達 用 鐘 音 当時の規程による。（１回：降車客あり要停車の時、２回：発車時および
降車客なしで停留所通過の時、ただし、停留所に乗客がいる場合は停車）
　５．そ　　の　　他 当時の飯坂東線は、多くの場合道路の右側を通っていたようですが、「風
景の実写」は、車載カメラで行ったため、全カットとも左側通行となって
います。また、各停留所については、当時の位置との多少のずれはあるか
と思いますがご了承ください。