日本と近づく“草原の国”の思惑【中村ワタルの“沸騰”世界情勢】

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日本人にとって草原の国や相撲のイメージが強い「モンゴル」について解説する。話題のドラマ「VIVANT」のロケ地としても注目され、8月には岸田総理が訪問を予定していたなど(南海トラフ対応で中止に)、近年、日本との距離を非常に近づけている。その裏にはモンゴルが地理的に挟まれている2つの大国、中国とロシアの存在がある。現地取材では、世界最悪の汚染といわれる首都ウランバートルの、大気汚染とゴミ問題の実状を伝えるほか、JICA＝国際協力機構を通じた日本の支援の貢献についても深掘りする。

※ウランバートルの大気汚染についてのその後の情報です
・モンゴルは2019年5月からウランバートルに生石炭が入ることを禁止。練炭などについてモンゴルのMNS:5679規格を準拠させた製品を作ることにしている。
・その他の排気ガス関連の規制なども進めた結果、ウランバートル市の2019年度のPM2.5濃度推移は、2016年度に比べると52％減、2017年度比48％減、2018年度比41％減少した。
・PM10 の基準は、WHO のガイドラインでは年間 20μg/m3、24 時間で 50μg/m3 以下だが、2017 年～2022 年の冬のウランバートル市の平均濃度は基準値を超え ました。 ただ、2021-2022 年冬の PM10 の平均濃度は、新型コロナの自粛期間の2019-2020 年・ 2020-2021 年と比較すると上昇しているものの、2017-2018 年より 25% 低く、2018-2019 年よりも 34%低くなるなど改善は進んでいる。



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【未来世紀ジパング「大草原の国がまさかの…ごみ山＆最悪の大気汚染」】
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