下津井の古い町並みと漁港めぐり （岡山県倉敷市） / 下津井さんぽ

下津井（しもつい）は瀬戸大橋のたもとに位置する港町で、どこか懐かしい、古い町並みが広がります。下津井散歩の起点は『むかし下津井回船問屋』前がオススメ！周辺に無料駐車場もあるので、散策の拠点として便利です。

通りを西に進み、『吉又商店』を通過して、少し進むと『まだかな橋跡』に到着！
かつて下津井が北前船の寄港地として栄えていた頃、町の遊郭の女性達が波止場の小さな橋に立ち、船員たちに「まだ（来ない）かな？」と声をかけていました。いつしかそのかけ声が橋の名前として定着し、下津井の繁栄の象徴として現在も語り継がれています。

次は祇園神社に向かいます！しばらく歩くと祇園神社の鳥居に到着！
祇園神社前の道をさらに先に進むと、かつて遊郭が建ち並んでいた場所に出ます。遊郭街は下津井の繁栄を象徴する場所でもあり、今は、その名残りを少し体感できます。

そのまま進むと、下津井のメイン通りとなります。今も多くの古民家が建ち並ぶ通りです。これらの建物にはウダツや虫籠窓(むしこまど)が見られます。また、かつての回船問屋の建物には軒下に設置された持送り(もちおくり)に、北前船のデザインが！「波」をモチーフにしたデザインも見られ、こうした建物の細かな意匠は、昔の下津井の繁栄を物語っています。

町並みの裏手には『下津井共同井戸群』があります。航海中の飲料水の確保は、北前船にとって重要です。下津井の井戸は良質で、水量も豊富でした。こうした井戸群の存在は、寄港地としての価値を高め、下津井が繁栄した一つの要因になったそうです。

通りを西に進み、『むかし下津井回船問屋』に戻ってきました。明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館で、先ほど散策をスタートした地点は、本来は裏口で、こちらの通り沿いが表の玄関口でした。

さらに進むと『中西家』の古民家があります。『むかし下津井回船問屋』を復元する際に参考とした建物で、窓から外へ張り出した出格子(でごうし)が特徴的です。豪商が残した壮大な建物がほぼそのままの形で残っています。
向かいに建つ民家のウダツも立派です。ウダツは防火壁の役割を果たしていました。

通りをさらに東へ進んでいくと、吹上地区の古い町並みが見えてきます。そして吹上の守護神を祀る『四柱神社』に至ります。
四柱神社からさらに東へ進むと『荻野家』の古民家に至ります。下津井随一の豪商といわれた壮大な屋敷で、他にも吹上地区には下津井でも最古級の建物が残るそうです。

古い町並みのすぐ南側に吹上漁港が横たわります。ここで折り返して、帰路は下津井の漁港を巡ります。
特に吹上漁港と瀬戸大橋、絶好の記念写真ポイントです！
吹上漁港のすぐ西側には、下津井漁港があり、停泊している漁船をのんびりと眺めながら魚港を散策できます。下津井漁港越しに望む瀬戸大橋も絶景！冬期には下津井名物の『干しダコ』が見られることも！

下津井漁港を端まで歩いてくると、『まだかな橋跡』と『祇園神社』の近くに出ます。
古い町並みと漁港をぐるっと一周してきましたが、所要時間は徒歩で約1時間半。
下津井の古い町並みと漁港を満喫できるコースです！


＜動画の内容とタイム・インデックス＞
00:00 下津井の古い町並みと『まだかな橋跡』
02:40 祇園神社と遊郭街
03:26 下津井の町並みと共同井戸群
06:00 むかし下津井回船問屋
06:54 中西家の古民家
07:57 吹上地区の町並みと荻野家の古民家
09:09 吹上魚港
10:16 下津井漁港


・むかし下津井回船問屋の観光ガイド（下津井 sea village project）
　https://shimotsui-sv.com/tourismlist/...


・古民家（中西家、荻野家）の観光ガイド（下津井 sea village project）
　https://shimotsui-sv.com/tourismlist/...

・下津井の町並み散策コース（瀬戸内Finder）
　https://setouchifinder.com/ja/detail/...


Music : https://dova-s.jp/

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