「断水騒動」で見えてきた沖縄水道の課題は… 財政難と「北水南送」の地理的状況(沖縄テレビ)2025/11/25
Автор: 沖縄ニュースOTV
Загружено: 2025-11-25
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大宜味村で発生した水道管の破裂について識者は、財政難のほか、沖縄の地理的な状況が維持管理を難しくしていると指摘します。
24日、大宜味村でダムから浄水場へと結ぶ水道管の破裂により、沖縄県内では本島中南部17の市町村で断水のおそれがあると発表され、このうち7つの自治体で断水となりました。
県企業局は、水道管破裂の要因については調査中としながらも老朽化の可能性を示しています。
県企業局 宮城力局長:
復帰前の昭和42年(1967年)に敷設した水道管でございます。たぶん老朽化によるものかと考えております
今回破裂した水道管は40年といわれる耐用年数を超えたものでした。
琉球大学工学部 神谷大介教授:
これは沖縄に限った話ではなくて、日本全国でも法定耐用年数を超えても日本の管は結構持つと知られていて、台湾などでも日本製の水道管はもっと長く使われていたりもします。法定耐用年数を超えているから全てダメという分けではないです
こう話すのは、水道をはじめ都市のインフラを研究する琉球大学の神谷大介教授です。
琉球大学 神谷大介教授:
水道事業というのは公営企業で、水道料金の収入で基本的にやっていきます。なので十分に全部更新しようと思ったらお金がかかります。いろんな施設を更新していくと日々必要な事からお金を使っていきますから、「まだなんとか使えるもの」というのは後回しになっているという現状だと思います
物価の高騰は、水道事業も圧迫していると話します。
琉球大学 神谷教授:
建築関係の資材が高騰したり、人件費を上げていこうとそこの料金が上がると工事費はあがります。でも水道料金は上がらない
神谷教授は財政難に加えて、沖縄の地理的状況が水道管の維持管理を難しくしていると指摘します。
全国では水源となるダムは川の上流にあり、下流の浄水場まで届けられます。
これが沖縄の場合は、水源となるダムや川のほとんどは、北部の山々に構えられています。
琉球大学 神谷教授:
沖縄は「北水南送」といって、北の方に降った雨の水を導水管で、ポンプで圧送しながら南部中部に持ってきて、そこで水を綺麗にして南部の方に送る。浄水場までの管がすごく長いというのが沖縄県の水道の特徴です
北の水源から南の浄水場までポンプを使って水を運ぶ「北水南送」の構造によって、水道管が長距離となり維持するために膨大なコストがかかるため課題になっていると指摘します。
県企業局によりますと、本土復帰前に敷設された水道管は、今回破裂した大宜味村塩屋から、名護市許田までの間に残されているとして、県は緊急の調査を行うよう調整を進めているとしています。
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